陽占による人間関係
「中央と南方の関係」
いつの世も対人関係では皆さんご苦労されているようですが、残念ながら人間関係だけは誰とでも仲良く出来るとは限りません。
日々の生活を営む中では、内側の人たちの家族関係と外側にいる上司や友人、同僚や仕事関係、その他の交友関係など多くの対人が待ち構えています。
内側の家族内では、多少の感情表現や我が侭は許されるかも知れませんが、外側の対人関係では常に緊張感を伴うものです。
内側と外側の人材はそれぞれ立場も異なり、自己の年齢により相手との年齢差や立場の違いから、誰とも同じような交流はできません。
そんな時には各自の陽占に表示されている「星」と「星」との関係で、どのような接し方がベターなのかを提示しています。
剋す関係=双方とも相手を意識する状態
生じる関係=双方とも意識せず自然な状態
上司や親との接し方、兄弟や友人など、子供や部下との接し方、あるいは配偶者との接し方も、ご自分の星の関係から導き出すことが可能なのです。
*場所による対象の人物
北方=内側:父親、祖父母/外側:上司、先輩、師匠、得意先
東方=内側:母親、兄弟/外側:友人、知人
西方=内側:配偶者、支援者/外側:秘書、愛人、支援者
南方=内側:子供/外側:部下、後輩
中央=自分自身
*人間関係の接し方
①自分と同等の関係
②自分が相手を生ずる関係
③自分が相手から生じられる関係
④自分が相手を剋す関係
⑤自分が相手から剋される関係
*チェック場所
①自分と北方の人間関係
②自分と東方の人間関係
③自分と南方の人間関係
④自分と西方の人間関係
*ご自分の星が不明の方は、「簡易プロ算命」で誕生日を入力すれば無料で検索できます。
*<例>本人の陽占の図
禄存星 牽牛星 天恍星
玉堂星 車騎星 貫索星
天堂星 禄存星 天禄星
<例>中央(車騎星)は自分自身
①中央と北方(車騎星-牽牛星)/同質の関係
②中央と東方(車騎星-貫索星)/中央が東方を剋す関係
③中央と南方(車騎星-禄存星)/中央が南方に生じられる関係
④中央と西方(車騎星-玉堂星)/中央が西方を生じる関係
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中央と南方の関係
*中央(自分)が南方を剋す関係
貫索星・石門星/禄存星・司禄星
鳳閣星・調舒星/車騎星・牽牛星
禄存星・司禄星/龍高星・玉堂星
車騎星・牽牛星/貫索星・石門星
龍高星・玉堂星/鳳閣星・調舒星
自然は南方が中央を生ずる関係にあり、このパターンは、中央が南方を剋している。
①本人よりも子供の方に強く影響が現れ、自己の意識や要求を押しつけ、部下や子供を圧迫する状況を作り出しやすい。
②部下や子供に対して厳しく接することは、相手に対して力量以上の結果を期待をしてしまう。
③一方的に押しつけると、部下や子供から必要以上の反発や反抗を受け、結果的に効力は半減します。
④人間的器と情性が不可欠で、結果重視で合理主義に走ると、相手を傷つけてしまいます。
*中央(自分)が南方に剋される関係
貫索星・石門星/車騎星・牽牛星
鳳閣星・調舒星/龍高星・玉堂星
禄存星・司禄星/貫索星・石門星
車騎星・牽牛星/鳳閣星・調舒星
龍高星・玉堂星/禄存星・司禄星
自然界は南方に生じられる関係ですから、この関係では、部下から振り回され、自己の本質がねじ曲がる恐れがあります。
①人情的になりやすいが、自己を合理的な精神を堅持しないと部下や子供が多数の場合には、自己の人生行程が複雑になります。
②この形は直接的な教育より、間接的な教育に良好さがあり、この場合には無理なく結果に繋がるでしょう。
③強い力量の部下には、厳しさが半減する恐れが生じると同時に、部下の運気を下げる傾向にあります。
④部下を持つ時代は、精神性を学ぶ時代とし、精神的な学びは、晩年期に至って生かすことができます。
*中央(自分)と南方が同質(比和)の関係
貫索星・石門星/貫索星・石門星
鳳閣星・調舒星/鳳閣星・調舒星
禄存星・司禄星/禄存星・司禄星
車騎星・牽牛星/車騎星・牽牛星
龍高星・玉堂星/龍高星・玉堂星
自己と部下が対等の立場です。
①友達親子であったり、上下の関係でも仲間意識が生まれ、上下の関係が維持できず、同等感覚では統率性が取れなくなる。
③双方とも自由の弊害が生まれ、晩年に至っては寂しさや孤独感が生まれてきます。
④自己の心の広さが必要で、同等感覚にありがちな、部下や子供との間で競争心が芽生えます。
⑤中央と南の同質は、幼児性と共に天才的な部分の、両極端を所有しており、中庸はありません。
*中央(自分)が南方を生じる関係
貫索星・石門星/鳳閣星・調舒星
鳳閣星・調舒星/禄存星・司禄星
禄存星・司禄星/車騎星・牽牛星
車騎星・牽牛星/龍高星・玉堂星
龍高星・玉堂星/貫索星・石門星
方向が異なるだけで、自然と一致している。
①願ってもいないのに、「子供や部下のために」という人生観になりやすく、度が過ぎると相手の成長の芽を摘むことになります。
②子供中心の生き方になりやすく、逆に部下が多いと強弱が発生し、二分される恐れがある。
③多くの子供に恵まれても、自己の本質や運命に大きな変化はなく、普通に愛情を注いでいきます。
④部下や子供の運命が順調に伸展します。また、自己の精神を高めれば必然的に下から支えられ、自己の運気が上昇していくでしょう。
*中央(自分)が南方に生じられる関係
貫索星・石門星/龍高星・玉堂星
鳳閣星・調舒星/貫索星・石門星
禄存星・司禄星/鳳閣星・調舒星
車騎星・牽牛星/禄存星・司禄星
龍高星・玉堂星/車騎星・牽牛星
自然の構図と同一であり、最も自然な姿となる。
①自然と一体の状態では燃焼するエネルギーが少なく、多くの部下や人材を育てられ、人生の中盤以後に自己の運気が上昇する。
②親子と言えども自然の環境下にあり、厳しい中にも温和な関係で、ある種の気の長さを所有する。
③子供の将来に関する事象がまとまりやすく、自己は常に中心的立場の運命になりやすい。
④子供や部下との関係では、現実界においては精神で接し、活動範囲も広くなり容易に真価を発揮できます。
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