天中殺同士の人間関係/子丑天中殺 | イケジイのおもしろ玉手箱

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天中殺同士の人間関係

「子丑天中殺」

 

「北方」の欠落は、幼少期において父親との間に精神的な葛藤を生み出すか、または父親との縁が薄くなるものです。

 

父親が青年期、あるいは壮年期に至るまで健在であると、親の存在に対し、無頓着な心の状態を作り出します。

他に兄弟、姉妹がいる場合は、親のことは兄弟・姉妹に任せっきりという状態を引き起こすでしょう。

 

そして他の兄弟・姉妹からの批判を浴びることになりますが、親のことに関しては、あまり心を痛めないという特色があるのです。

 

何らかの状況変化により、両親と同居、あるいは親を背負う場合には、事務的に物事を処理していきます。

何しろ親の方向が欠落しているわけですから、当然気配りもない代わりに、捕らわれることもないわけです。

 

そのために淡々とした背負い方ができ、同居することができるわけです。

 

また両親の権力下にあっても、親の圧迫を感じることも少なくなります。それだけに両親の目から見れば、実に頼りなく見えたり、ある種の不安定が親の方に生じるのです。

 

子丑天中殺が「初代の気」を所有しているために、例え親の業を継いだとしても、黒が白に転じるように、子丑天中殺の人の代からは家系のカラーが変化していきます。

 

子丑天中殺の人が両親を背負う場合には、同居ではなく別居の状態の中で行うのが特色ですが、同居した場合は運命の明暗が親か子供のどちらかに傾き、家庭でありながらその差が大きくなります。

 

しかし両親や片親を失ったり、別離の運に遭遇すれば、精神的に親の情愛を強く求め、時には存在しない親を美化して、夢想する状態が生まれてくるのです。

 

もし生きていれば意見の合わない親子になるところですが、いないために美化し、それを自分の子供たちに伝えていこうとする状態が現れるのです。


 

「子丑天中殺」の相性


*相手が子丑天中殺の人/やや良い
北方の欠落同士ですから、その質が加速されスピード感がでてきます。

①反体制思想が強くなり、伝統や仕来りにとらわれない人生観になるでしょう。

②開拓者的な人生を好むようになり、新しい分野を創り出す原動力となるでしょう。

③波乱型、動乱型になりやすく、常識外れの行動や言動が繰り替えされる。

④感情的な人生となりやすく、知的な対応が難しくなります。

⑤一代で作り上げる成果より、子孫につなげるための捨て身になれば良好となる。

*相手が寅卯天中殺の人/特に良い
北方の欠落と東方の欠落の結びつきは、中庸を保ち、寅卯天中殺が優勢になりやすい。

①寅卯天中殺の影響を受け、自身の激しさがやわらぎ、平穏で静かな環境を作り出す。

②人生観も堅実性が増し、地に着いた安定した生き方を望むようになる。

③自分が初代となる家系の流れを作り、「理想的な初代運」となる資質が備わる。

④子供や孫の代で隆盛となり、初代は地味で質素な気風が生まれる傾向。

⑤寅卯天中殺の流れに子丑天中殺が入り、長い家系の存続につながる。

*相手が辰巳天中殺の人/普通
北方の欠落と天頂の欠落の組合せは、
子丑天中殺が優勢となり、北方の現象が増幅される。

①二人でパイオニア的な生き方は、子丑天中殺の影響で、力強く前進できる。

②子丑も辰巳も初代運の質があり、先祖から受け継いだ場合は崩壊し、家系的な安泰に欠ける。

③「黒龍の旅立ち」と言われ、最低の生活から出発すると大吉祥の縁となる。

④辰巳天中殺の質は子丑天中殺に対して、冒険心や無鉄砲さを与えることになる。

⑤運命的に「無からの出発」になりやすく、途中からより、最初から出直す方が加速がつく。

*相手が午未天中殺の人/特に良い
北方の欠落と南方の欠落は、
利己主義となり、現実性が強くなりやすい。

①現在を大切に考えるようになり、実利主義で経済力や名誉を手堅く形成する。

②子孫に対し、「形」のみを残そうとし、精神を伝えることは乏しくなる。

③時代の変化や社会の変動には敏感に反応し、人生の失敗が少なくなる。

④中庸を保つ関係で、二人に限れば相性の良い間柄となる。

⑤堅実思考から、人生の歩み方が小さくなりやすく、現実性は手堅く守り続けようとする。

*相手が申酉天中殺の人/特に良い
北方の欠落と西方の欠落は、
未来に向かう前進力が強くなる。

①子丑天中殺の影響をうけ、家系の流れや代々の祖業を大きく変えていく要素が現れる。

②子丑天中殺の自我心や頑固さが強まり、回りの人たちに多大な影響を与えやすい。

③新しい分野に進出するための改革や、改善には理想的な関係性となる。

④特に複雑な人間関係や組織の改革、改変には最大の長所が発揮される。

⑤生涯を通じて平静さに欠け慌ただしくなり、子供たちには細心の注意が必要となる。

*相手が戌亥天中殺の人/普通
北方の欠落と中央の欠落は、
欠点と利点の差が大きくなり、波乱型になりやすい。

①子丑天中殺の波乱要素が高まり、人生の波や浮き沈みの回数も多くなりやすい。

②世の中に対し、何らかの挑戦をすれば、既成の世界を崩壊させるエネルギーとなる。

③子丑天中殺が運命の変化をするときは、この戌亥天中殺との縁が強くなる傾向。

④理想的な関係とは、友人感覚をキープすること。スピードアップが図れる。

⑤短期間で燃え尽き症候群となりやすく、結婚となると「賭け」に等しくなる。

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