暮らしと算命学*「親子間のシーソー②幼少期」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学*

「親子間のシーソー②幼少期」

 

本日取り上げた親子間のシーソーとは、幼少期つまり生誕時における、父親の運勢的な強弱により発生するシーソーです。

 

父親が隆盛期にあれば、生誕時の子供はひ弱い病的な状態にあり逆に父権の弱い父親であれば、子供は心身ともに強い子供が誕生する図式ですが、この場合男女の性別は関係ありません。

 

この特徴は、ある意味では親子間の運命的なシーソーであって、子供の生誕時には、既に優劣が決定している場合です。

 

 

上図のABCの内「A」の場所、つまり「幼少期」に発生する星が対象になりますが、主に「幼少期の心の状態」を捉えたもので

4個の星が該当しています。

 

子供にとって善し悪しは別として、星の出現や親を選べないわけで、嫌だと言っても保有していれば、無理にでも消化しなければなりません。

 

親子のシーソーが勃発する星の特徴は、特別に強い星か、逆に弱い星かのどちらかで、その中間の星での親子間のシーソーは見られません。

 

このような所にも算命学の中庸思想が働いているのですが、子供が順当に成長する過程では、バランスの取れた心の中庸エネルギーが重要で、どちらかに片寄った強い星や弱い星は即「心の強弱」に繋がっているのです。

 

人間に取って幼少期の過ごし方次第で、人生の方向が定まるとも言われており、生誕後の20年間をどのような環境で育ったのかを問われる時代なのです。

 

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親子間のシーソー

*Aの場所に「天将星」がある人

天将星(12点)は十二大従星では一番強いエネルギーで、「家長の星」と位置づけられており、子供にとっては生誕後にいきなり家長に任命されたようなものですから、そのプレッシャーは言わずともお分かり頂けると思います。

 

もちろん子供の段階では理解できませんが、本人が成長するに従い、徐々にそのエネルギーが表面化してきます。

 

この「天将星」の中味は、同質の陰陽の星がベースになっており見方によれば「強弱併せ持つ質」と捉えなければなりませんが、

実際には「陽転」とか「陰転」と言った表現を使用しています。

 

幼少期の子供にこの天将星が発生した裏側には、父権の弱さがあったものと思われますが、弱い父親と強い子供との間に発生するシーソーとなりますが、早ければ子供が7~8歳頃から本格化してきます。

 

父親が社会で活躍すればするほど子供は低迷し、逆に子供が元気で跳ね回っていれば、父親が仕事面で成果の乏しい状態になるでしょう。

 

男子にとっては、この時代に周りからチヤホヤされたり、過保護に育てられると、強大なエネルギーの燃焼が難しく、病弱で神経質な部分が表面化してきます。

 

天将星の強いエネルギーを順当に消化する環境は、家庭が不安定で子供にとって常に厳しい環境下で育つ場合は、見事な本領発揮となります。

 

反対に平和な家庭環境で育ちますと、男子は虚弱体質になりやすく、逆に女子に取っては強くなる傾向が見られます。

 

 子供の陽転条件=家庭が不安定で厳しい環境で育つ場合

 子供の陰転条件=我が儘で過保護に育つ場合

 

*Aの場所に「天胡星」がある人

天胡星(4点)が幼少期の場所に発生している人は、心のエネルギーも少なく、どちらかと言えば動きの少ない「静の心」の持ち主です。

 

十二大従星の心の強弱(エネルギー)は、点数が少なくなるに従い「感性」が鋭くなる特徴が見られます。

 

生誕時には身体が弱く、自分が生まれると父親に影響を与え、健康運が下がったり、仕事の低迷などの親子間でシーソーが始まります。

 

また、成長過程では「怪我をしやすい」など、これは自己の不注意からではなく、何かをやると夢中になりやすく、木登りすれば枝と共に落下して、怪我を誘発するようなパターンです。

 

また突然の事故に遭遇することもしばしばです。特に自転車で転んだり、溝にはまったり落ちたなどの小さな事故は、日常的に発生する恐れがあります。

 

この状態は、先ほどの天将星とは異なり、父親は子供の生誕時には隆盛を極める状態にあったと思われますが、一転して子供が産まれた段階で、下降に転ずることになります。

 

天胡星は時間的な観念が薄く、現実離れした感覚や繊細さなどの鋭さがあり、芸術性なかでも音楽的感性が一段と優れています。

また第六感や霊感的、さらに宇宙に対する興味や星の世界に対する夢や憧れも強く、大変ロマンチストです。

 

*Aの場所に「天極星」がある人

天極星(2点)が幼少期の場所に発生している人は、生誕後から親子間において運勢上のシーソーが始まります。

親が頑張って仕事で成功すれば子供は低迷し、子供が成績良好で活発な子供時代を過ごせば、今度は親が低迷する図式です。

 

天極星のエネルギーは下から2番目ですから、心のエネルギーは常に「静の状態」をキープしている状態で、争いも少なく何となく大人の雰囲気を持ち、子供らしくない一面も所有しています。

 

友人間でも要領よく調子よく、他人に合わせているように見えますが、よく出来た人間性と評価される部分もありますが、素直で人の言うことに対して疑うこともなく従うため、周りの人たちからは素直な子供さんと受け入れられています。

 

このパターンは、目に見えないところで、親子間で運勢上のバトルがありますから、親子揃って運勢のアップダウンを味わうことなく、親子間で「運勢」を分かち合う関係です。

 

天極星は純粋でお人好しだけに、騙されたり利用されることもありますが、環境により運命を左右されることもあり、側に良い指導者の存在が、運命の決め手となることもあります。

 

*Aの場所に「天馳星」がある人

天馳星(1点)が幼少期の場所に発生している人は、天極星と同じように生誕後から、親子間の運勢上のシーソーが始まります。

 

天馳星の特徴としては、あちこちとよく動き回る子供時代ですが同時に怪我や事故にも遭いやすくなります。

また感性も鋭く、瞬間的な心のパワーは鋭いものですが、持続力はありません。

 

よく動く割には体力もなく「静の中の動」すなわち精神的な部分の感受性では、他の星を圧倒的に上回るエネルギーです。

 

この天馳星も親子間で運勢上のシーソーがありますが、父親が社会で活躍すればするほど、自分は怪我や事故に遭遇しやすく、逆に元気で子供らしい状況であれば、父親が低迷することになります。

 

こちらの親子間も運勢の分かち合いで、父親の運勢が強ければ強いほど、自己の特徴や可能性が絶たれる傾向にあるのです。

 

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