暮らしと算命学＊
「アフターコロナと食品ロス」
辛く長い自粛生活もどこまで続ければ解放されるのか見当もつきませんが、人間が「行動の自由」を奪われると、精神的にも肉体的にも影響を受け、正常であるべき営みが不安定になってきます。
若い頃のように車を所有していれば、好き勝手に行きたいところへ移動できますが、車のない生活になると、どこへ行くにも電車か他の乗り物に頼らなければなりませんが、しかしそのような場所にはコロナの悪魔が蔓延しており、不用心な行動は慎まなければなりません。
適度な運動も必要と思い、夏場は早朝の涼しい時間帯を選んで公園の周辺を散歩していますが、僅かな時間でも精神的な癒やしや、適度な筋肉痛を感じながらの生活ですが、結果的には自己満足に過ぎないかも知れません。
世の中の動きも、アフターコロナに向けて動き出しているようですが、その流れに乗って、私もアフターコロナの「生活改善」に向けて、まず食生活の改善を取り上げています。
最近は「宅配サービス」が見直されていて、冷凍物から冷蔵物へと変化して、お総菜やお弁当なども所定の時間帯で宅配されているようです。
弁当となると、ライスかソバかになりますが、総菜であればお供は、パンやお粥、あるいはおにぎりでもいいわけで、色々と食べ分けることができますから、食生活にもメリハリが出てきます。
＊あなた作る人、わたし食べる人、
あなたもわたしも運ぶ人
私の友人でその昔、お世話になった人ですが、仕事面で相談を受けたとき、彼女は鳳閣星を３個持っており、「あなたは今の仕事より飲食系の方が儲かるかも」と、それとなく伝えた記憶がありましたが、それから半年も経たないうちに、「先生、私、総菜屋さんを始めました」との連絡を頂きました。
最初は母親に手伝って貰いながら、細々とやっていたようですが、やがて才能が目覚めたのか、あれよあれよと忽ち社員も１０人ぐらいに膨れあがり、お店も繁盛している様子で安心していましたが、昨年の春に子供ができたと言って喜んでいましたが、お店の様子を伺うと、「はい、コロナ特需です」との返事で、これまたびっくりでした。
お店の特徴は、揚げ物を中心にテイクアウト専門店ですが、その他の総菜を絡めたセンスは、正に鳳閣星の特徴が素直に反映した姿であり、お客様の心を勝ち取ったなと判断いたしましたが、もともとハイセンスな接客姿勢が、彼女を支えていたような気がします。
普通は鳳閣星が３個も発生している人は、どこかに片寄りが見られるものですが、「飲食に特化」したことにより、他店に真似のできないオリジナリティがあったのかも知れませんね。
＊宅食業界も「冷凍物」から「冷蔵物」へとシフト
このコロナ禍において、生活改善をするためには、バランスの取れた食事と食品ロスをなくすことを考えようと、ネットで宅食サービスを調べていると、「総菜」や「弁当」などもかなり手頃な料金で利用でき、しかも冷蔵食品で毎日配達ですから、比較的新鮮な内に食すことができ、食材を残さない限りは食品ロスも殆どありません。
すでに世の中の流れは、「アフターコロナ」に向けて動き出していますが、新しいシステムとして認知されようとしている「宅食サービス」は、外食産業や食文化に大きなインパクトを与えようとしています。
総菜も冷凍物から冷蔵へと切り替わると、鮮度や旬の物が多くなり、彩色も綺麗で見本品を見るだけで食欲が出てきます。
私のように後期高齢者になると、一日２食（昼と夜）で充分ですが、朝晩の薬を飲むために朝食を摂っていますから、朝食にこだわることなく口に入れば代用品でも充分なのです。
リモートワークで、自宅での仕事が多く占めるようになると、例え昼食と言えども「バランスの取れた総菜（１食あたり４００kcal）」があれば充分で、主食はパンや時にはお粥、おにぎりなどで主食の変化を楽しみながら、食材ロスを防ぐ効果もあるようです。
夕食はともかく、朝と昼食の食材を自分で調達していましたが、３日おきにスーパーから総菜やパン、弁当を仕入れても行く度に同じような食材を買い求め、パック入りの総菜ロスもかなり見られ、質素な割には１ヶ月の食費も結構割高になっていたようです。
「もったいない」と思っても、製造日から３日以上経過していると、既に消費期限が切れていますから、半分以上は破棄しなければなりませんが、実際には弁当の消費期限は「当日」になっていますが、冷蔵庫で３日くらい経過しても充分食べられます。
スーパーのパック総菜にも、冷蔵庫に入れたままで食べるのを忘れてロスにしたり、口を切っても食べ合わせによりスルーして、そのまま食べなかったりとかなり無駄も発生していましたから、総菜専門に５品目程度（４００kcal）くらいに作って欲しいと願い出ても、お店に却下され、陽の目を見ないままに終わってしまいました。
スーパーでの総菜販売の仕方にケチを付ける気はありませんが、もう少し柔軟に対応してくれていれば、外食産業にイニシアチブを取られないで済んだかも知れませんが、今後はコンビニやスーパーも「総菜」は扱いやすく、比較的早めにバトルが開始されるかも知れませんね。
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