十大主星の気質と役目*「禄存星」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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十大主星の気質と役目

「禄存星」

 

人間は情性と理性のバランスの上に生活しているわけですが、禄存星の「気」の世界では、情性の度合いの強いものを所有しています。
情性の価値は、人情という形で発揮されますが、何事においても奉仕的な精神世界を形成することになります。

 

禄存星は引力の本能を所有しており、長い時間にわたって燃焼していけば諸々の事物や人心を魅了して、引きつけていく作用を起こします。

 

その原因は「愛」という名のエネルギーであり、自然界の事物を愛によって引き寄せているのです。

 

現代人が所有している愛の観念は、宗教的な面が強く、「愛」と言えば人を助けたり、家族を守ったりするような行為を連結させて考えやすくなります。

 

ここで人を助けたり、また守るという行為は人間の本能から言えば守備本能に属しています。守備本能は「仁徳」で現されるもので方向で言えば東方になります。

 

「愛」は、人を引きつけるエネルギーであるために「信徳」であり、中央に位置するエネルギーです。

 

「愛」の本質は守りも攻撃も、伝達することも学ぶことも全て兼ね備えたものであり、人間の行為で言えば、「信じる」ことにより現されるものです。

 

最大の攻撃力と前進力をもち、最大の攻撃力であるがゆえに最大の守備力も生まれ、さらに知性、理性に支えられ、加えて最大の情性を所有してこそ「真の愛」であるはずです。

 

愛するがゆえに別れたり、愛するがゆえに我が子を叱って錬磨する行為は、守りと攻撃が一体となった「愛の形」です。

そのために守りは東方にあり、攻撃は西方に位置しても、愛は中心に位置することになるのです。

 

人間は何事においても、弱い人ほど信じるという行為を行えないものですが、信じることにより強くなり、五徳を具有する力を生み出すものです。

 

そのために「愛」と連結するものは「信」であり、人や物を諸々の気を引きつける力なのです。そこに「人を魅了する星」、「奉仕の精神を持つ星」などの意味が生まれているのです。

 

*禄存星の属性
人物/父、愛人
色/黄
性情/愛情、奉仕
状態/時間における満足
方向/中央
主義/現実主義
本能/引力の本能(陽)
好期/安定期

 

 

*自分を中心とした位置関係
①親・上司/精神的な目標の結果
②自分自身/現在・コミュニケーション
③子供・部下/目標の精神的手段
④兄弟・友人/行動の目標・恋愛・仕事
⑤配偶者/家庭・結婚・行動の結果

 

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*禄存星の特徴

 

①親・上司/精神的な目標の結果
禄存星が①の場所に出現する人は、お人好しで人気者。

人の世話や奉仕的な精神を所有し、対価や見返りを求めない純粋な奉仕の精神を所有しているのです。


この禄存星も「財」の星ですが、蓄積よりも回転財に興味があり、合理的に「お金を増やしていく」意識が強く働きます。

お金に余裕が出てくると、気持ちも大きくなり、ついつい大判振る舞いをしてしまいます。

 

中央の星の特徴として、孤独は極端に嫌い、常に自分は中心で存在感を意識するために、周囲から無視されると、自己の心は最大に傷ついてしまいます。

②自分自身/現在・コミュニケーション
禄存星が②の中心に現れる人は、経済力を重視します。

自分をよく見せたい、人との争いを好まず、人間的にも温厚でファッションにも気配りし、多方面に目を向けます。

 

また中心の星としての特徴は「存在感」にあり、陽の星の特徴として常に「明るく目立つ場所」での存在意識ですから、周囲から無視されたり愛情奉仕が空回りすると、特質が活かされなくなります。

 

禄存星は外側に向けて放つ愛情ですから、明るく活発な行為となって現れ、特に人に対するサービスや奉仕的な行為は、最も得意としているために、率先して対応していきます。


③子供・部下/目標の精神的手段
禄存星が③の場所に出現する人は、広く愛情を注げる庶民的な奉仕を心がけ、地域愛や宗教的な愛も持ち合わせています。

 

地域の人たちのお世話にも積極的に参加したり、老若男女を問わず愛情奉仕に努めていきます。

禄存星も司禄星と同じような常識的で、庶民的な感覚のサービスですから、奉仕的な分野で発揮されます。

 

禄存星は陽の星ですから、司禄星よりも精神性の強い奉仕になりますが、集団より単独性が強くはたらき、どちらかと言えば、明るく個人的なサービスを得意とします。


④兄弟・友人/行動の目標・恋愛・仕事
禄存星が④の場所に出現する人は、自分のアピールは上手に行います。何事に対しても積極的で、サービス分野や金融界、奉仕的な社会活動など、明るい行動を目標に取り組んでいきます。

 

東の禄存星はサービス以外にもお金に関する環境にも適応し、大きなお金を動かす分野や不動産、金融界、医療関係など、ビジネスに直結した行動目標にも素晴らしい才能を発揮していきます。

 

禄存星は内・外を問わず、明るい気配りに長けており、内側でも、外側の人たちにも積極的にアプローチしていき、相手を引きつけ魅了していくでしょう。


⑤配偶者/家庭・結婚・行動の結果
禄存星が⑤の場所に出現する人は、家庭内でも身内の代表として対応していきます。

 

どちらかと言えば、男性より女性が持った方が禄存星の良さが顕著に現れますが、明るくバランスの取れた家庭を築くためには欠かせない質と言えましょう。

 

西の禄存星は、「感謝されることが生きがい」のような一面があり、そのために献身的な世話を尽くそうとするのです。

 

また常に「愛情を注ぐ」行為を続けてないと、自分自身が不安になり、具体的な行為としてペットを飼うなど、日課として継続できてこそ、自身が安定した精神状態でいられるのです。

 

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