暮らしと算命学*「天中殺期間中のご縁」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学*

「天中殺期間中のご縁」

 

「人は自分と無関係の人とは出会わない」、なんてお聞きになったことがあると思いますが、正にその通りで、「縁」そのものを考えれば、無関係=「無縁」ということになるのです。

 

組織や会社、学友にしても同じ仲間には違いありませんが、会社の同僚であっても仕事仲間に過ぎないのです。

この場合は、仕事をするためのご縁ですから、仕事が終わればお互いに人間同士と言うことになります。

 

しかし、同僚とは面白いもので、毎日顔を合わせ企業戦士として戦っているうちに、お互いに助け合ったり、苦楽をともに味わうことにより、徐々に自分にとって相手との距離感が縮まったり、広がったりしますからお互いに意識をするようになります。

 

またお互いに利害関係のない場所での出会いでは、「縁の中身」や「異性・同性」の意識が強くなり、飲み屋さんのカウンターでお隣さんや、雑談に講じているときに会話の波長が合えば、即刻立派なお友達に変身していきます。

 

*天中殺期間中は、天中殺の相手を引きつける

ここまでは自然の成り行きに過ぎませんが、面白いもので、自身が「天中殺期間」であれば、以外にも相手も天中殺期間中であったり、自身が大運天中殺にあれば、相手も大運や年運天中殺のまっただ中というご縁も発生しているのです。

 

主にビジネス界では、かなりの頻度で発生しているようですが、会社のオーナーが天中殺期間に社員を募集すると、応募に応じてやってくるのが、オーナーと同じ天中殺の人たちです。

 

これは何も「就活」に限ったものではなく、「婚活」や「恋活」にも同じような現象が発生していますが、「仕事」や「恋活」では天中殺が抜ければお互いに目覚めますから、後腐れなくすんなりとお別れできますが、「結婚」となると、ちょっと厄介な状態になります。

 

もともと、本当に自分とのご縁のある人との出会いは、天中殺期間中ではなく、何も制限のない状態で、自己の求めに応じて、自然に必要な人との出会いが発生するものなのです。

 

人とのご縁は、先輩や同僚、友人・知人、異性の友人や後輩たちも含めれば関係者は膨れあがります。これ以外にもファミリーの人たちもいますから、皆さんに対し同レベルでのお付き合いはできません。

 

*過去を破壊する人材にもご縁がある

オーナーが天中殺期間中に人材募集を行うと、天中殺に行うべき人材にもご縁が発生します。

 

応募に応じてやってくる人物は、確かに「会社へ貢献」する人材には違いありませんが、オーナーの天中殺は一種の変革期でもあり、建設的な人材より改革に必要な人材も必要なのです。

 

変革や改革期にこのような人材は、何も天中殺だけとは限りませんが経営者の若返りや世代交代期には、必ず付きものと考えていなければなりません。

 

長期間において会社に貢献してきた人でも、リストラしなければならない状態では、「はい、ご苦労様でした」とは言いにくいものです。

新しく採用した人材には、過去のしがらみや人間関係にしても関係なく慣れない職場で、様々な問題を提起します。

 

仕事の進行、お客様とのトラブル、電話の応対、職場内の人間関係など問題はどこから発生するかも定かではありません。

 

このようなケースに登場してくるのが、職場のベテランであり、いわゆる仕事の出来る人が対応にあたります。

オーナーにとってはこのような人物は、目の上の瘤ですから、心情的には新人のサポートに回ります。

 

またオーナー自体も天中殺期間中ですから、冷静な判断はできない状態で感情が先走り、ついベテランへの心情を傷つけてしまいます。

このようなことを繰り返しているうちに、ベテラン社員は徐々にオーナーへの不信感から、やがて会社を辞するようになるのです。

 

新人とベテランの間は直接的でなく、このように間接的に発生し、理不尽な問題を引き起こし、やがて改革への足がかりとなっていきます。

 

改革に参加する新人の役目は、目の上の瘤を排除する役目となり、会社は一時的には損害は免れませんが、瘤を一掃すると新人の役目は終了し、オーナーから「ご苦労さん」となり、一件落着です。

 

斜陽化した企業には顕著に見られますが、隆盛を極めている企業でも、このような事態が発生している企業では、小さな綻びとは言え、やがて致命傷に発展することもありますから、綻びが小さいうちに対処しなければなりません。

 

*お互いが天中殺期間中の結婚は、「不自然結婚」に

最初から「子供は作らない」、「お互いに仕事中心」、「家事は共同」で、など条件付きの結婚であれば、天中殺結婚でも何ら問題は生じませんが、途中で「子供が欲しい」、妻には「家庭にいて欲しい」など、初期の目的が変更されると、そのあたりから関係性も崩れ始めます。

 

また「子供はいらない」と言いながら出来ちゃった、と言う場合も問題が生じやすいのです。

 

両親の結婚はもともと「不自然結婚」ですから、順当な自然な結婚とは異なり、「条件付き結婚」ですから、生まれた子供は「不自然家庭」で育つことになるのです。

 

内側の家庭では「不自然」の中で育ち、外側の「社会」は「自然」そのものですから、子供さんは常に「不自然と自然」の狭間で育つことになるのです。

 

当然のように「家庭内の判断」と、「社会の判断」とは、自己の不自然な意見が家庭内では「肯定」され、一歩社会に出れば同じ意見も「否定」されてしまうのです。

 

このような状態で子供さんが社会の「自然に同化」したいと思えば、家には寄りつかず、家族とも話もしない状態を15年~20年の期間を経て、やっとの思いで「自然に同化」することが出来るのです。

 

しかし、自然に同化した子供さんは、両親と会話しても意見は合わず、考え方も大きく食い違いが生じてくるのです。

 

*「正常で自然」、理想的な結婚とは

厳密に言えば、結婚はお互いの意思で成り立つもので、部外者があれこれと条件をつけるものではありませんが、100組のカップルがあれば、100通りの結婚観があって然るべきと考えます。

 

しかし算命学上の結婚とは、「夫の人生に妻が従う」のが、「理想的な結婚」と定義しているのです。

もともと算命学で言う結婚観とは、「何のための結婚か」と言う目的意識のある結婚を促しているのです。

 

多くのカップルが、結婚前に「結婚の時期」を知りたいと訪れていますが、これはあながち無視することはできません。

 

最悪でもお二人の「天中殺期間」くらいは知った上で、成婚して欲しいと思いますが、無視して結婚して問題が生じてから、駆け込んで来られても既に手遅れ状態なのです。

 

順当な結婚をするためには、夫は夫の役目を全うし、妻は妻の役目を全うしなければ、順当な子孫繁栄へと繋がらないのです。

 

このように理想的な結婚を築きたくても出来ない原因には、様々な要因が考えられますが、夫の収入だけで家族を支えることが出来れば、問題はありませんが、、生活自体にお金がかかりすぎて、家計を圧迫していることが大きな原因と思われます。

 

男性のサラリーマンでも20歳代の人たちが、手取り月収20万円以下という話を耳にして、私は愕然としました。しかも一部上場の会社でこの程度のサラリーですから、能力の問題なのか、会社に原因があるのか定かではありませんが、これに甘んじているのも問題です。

 

一方の世界的な潮流では、男女平等意識の流れが強く、女性の役職や社会進出を奨励し、さらに重い負担を背負わせたら、女性の役目を全うすることは困難を極めることになるでしょう。

 

すでに国内でも少子化や夫婦共働きが定着しているようですが、殆どの家庭が好き好んで共働きしている訳ではありません。

令和の時代になった今後は、このような矛盾を解消する動きになるとは思いますが、新たなメソッドを探求しなければなりません。

 

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