21年3月18日撮影:山下公園しだれ桜
春のべっぴんさん
ここのところ連日のように気温が20℃近くになると、空の色が気になってきます。雲もなく真っ青な空が透き通ると、何となくそわそわして落ち着かなくなるのです。
過去を遡っても、3月に気温が20℃に達することは、ごく希にはあったようですが、それも連日となると、何となく余計な心配が頭をよぎるようになります。
お陰さまで一足早く春を楽しむことができますが、自然界に咲く花たちも内心は大慌てしていたのではないでしょうか。
1月、2月の寒い季節は、色のない白い花が多く見られましたが、3月に入ると色とりどりのカラフルな花たちが、待っていたかのように一斉に咲き始めます。
3月の公園では、ガウラ、アネモネ、ラナンキュラス、ストック、ルピナス、ヒヤシンス、クロッカス、ヒメキンギョソウ、チューリップ、ワスレナグサ、ボケ、サクラなどが登場してきます。
白い花で好きなのは、やはりスイセンでしょうか。
スイセンにも色々な種類があり、それぞれに個性があって、中央の丸い「副花冠」の色が変わると、花の持つイメージも変わります。
白、クリーム、黄色、ピンク、オレンジ、赤と、中には花びらと同色の副花冠も見られ、新鮮に感じることもあります。
徘徊中に道ばたのビルの脇の1坪くらいのスペースに、植えられたスイセンが、ちょうど咲き始めの花びらが新鮮で、わざわざカメラを取りに戻り撮影に挑みましたが、朝陽に照らされた白い花びらは汚れもなく、澄んだ白いシルクの肌触りを感じたものです。
5~6年前から、撮影画像をツイッターに投稿しておりますが、この間にいつの間にか2万枚余りの投稿画像を記録しましたが、最近は外国人の「いいね」や「フォロワー」さんを見かけるようになりました。
中には横文字でコメントを頂きますが、漢字や平仮名を愛する国民にとっては、横文字に馴染めずそのままスルーしたり、最近は翻訳機能付きで送られており、翻訳するとそれなりに理解できますが、中にはさっぱりといった翻訳も見られます。
私もこのような人たちには、あえて「日本語」で応対していますが、偉そうに横文字で答えようとすると、やはりスペルが気になって、確認しながらコメントすると、面倒で勘弁して欲しいなと思うようになりました。
目の前のPCの向こう側は、日本を飛び越えて世界へと繋がっていることを実感すると、身震いすら覚えますが、こうして日本のべっぴんさんを海外の人たちに紹介し、外国人の評価も得られるようになると、身が引き締まり、ある種の緊張感が走ります。
青空をバックに「紅ボケ」
私の撮影場所は、殆ど「定点撮影」ですが、年に数回は出張撮影に挑んでいました。
昨年と今年はコロナ自粛で、行きたくても行けない状態でしたが、コロナが終息したら、元気なうちに、過去に目にしなかったような画像に挑戦してみたいと思うようになりました。
一番の魅力は何と言っても「富士山」でしょうか。
1週間くらい滞在して、頂上の雲の姿や日の出や夕景も、この肌で感じてみたいのです。
富士山の撮影は、やはり冠雪時の富士が絵になりますね。
夏場の富士山は、黒々として「黒土の山」にしか見えませんが、頂上付近の白い雪がないと、富士山の魅力が半減します。
この画像は2019年11月に、「コノハナサクヤヒメ」に逢いたくなって、わざわざ富士市に一泊して、翌日の早朝に挑戦した画像です。ほんの数秒間の日の出のショーですが、富士山の日の出を拝むとき、先人たちも同じように、頂上付近が徐々に桜色に染まる光景を目にしたのではないかと思うと、感動的な歴史ロマンを感じます。
画像の撮影後は「富士宮の浅間大社」にお参りし、ちょうど秋祭りの最中で、細かい探索はできませんでしたが、神社からもダイナミックな富士の景観を目に納めることができました。
因みに富士山の頂上付近は、この「富士山本宮浅間大社」の所有と聞き、謎が解けたような気がいたしました。
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