幼少期の算命学*「星の育ち方*禄存星」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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幼少期の算命学

星の育ち方*禄存星

 

禄存星を中央に所有する思考は、ある種の中心的観念が備わっており、幼少期と言えども肉親愛や兄弟愛の芽生えが早くなります。

そのために、兄弟姉妹を多く持つ環境下で育てば、保護者的意識による思考がいち早く形成され、思考の確立が密なるものとなります。

 

しかし内側では、家族意識や同族意識が強く、そのために外側に対しては相当の攻撃的エネルギーを発揮することになりますが、身内の欠点や利点を見る観察力には欠けるのです。

 

さらに身内に対しては盲目的なところがあり、理性に欠けるわけですが、思考の質としては単純であり、複雑なところは見られません。

 

禄存星は長男、長女に生まれる場合と、2番目以降の順位で生まれる場合とでは、思考形成の構造が異なり、大家族の中で育つ場合は真の良好さを現してきます。

 

禄存星の本質の中に、中心思考があるために、幼少期より何かと中心的存在でなければ満足感が得られないところがあり、両親と他の兄姉間に立ち、仲介的な立場では思考の範囲が大きくなり、責任感の強い気質を作り出すのです。

 

しかし兄姉の存在がなく、末っ子の場合においては、両親の愛情を必要以上に求めるなど、何らかの事件を起こすことにより、周囲の目を自分に向けさせるという行為を、本能的に起こしてしまいます。

 

そのために回りの者が、自己の存在を常に認めてくれることを条件として、思考の確立がなされていくのです。

 

このような症状は、本人の視野の広さが異なってくるわけで、存在を認められることにより広くなり、反対に周囲の関心を集めきれなければ、非常に狭い視野になると同時に、人間性も狭いものとなるのです。

 

しかし自己の存在を認めてくれた人に対して傾ける情愛は大きく、いつまでも自己の範囲に留めようとするのです。

このような信念はある意味において独占欲が強く、自分より離れていくものがあれば大きく心が傷つくのです。

 

このような思考の根元をなしているのは、自己愛と自意識によりますが、それ故に自己の範囲内の人に対しては、実に奉仕的になるのですが、敵側に対しての冷たさは極端な態度となって現れます。

 

*禄存星の育ち方=「中心的思考」

両親不在の家庭や孤独な環境の中で幼少期を過ごしますと、思考法が偏り、色々な面で正当な人生を歩めなくなったりします。

 

思考の湾曲を正常に戻すのは難しく、改善の方法は年上や目上との交流を多く持つことにあり、集団生活の中で正当な禄存星のエネルギーが発揮されるのです。

 

ある種の放任主義的な育ち方をすれば、本能的に年下や目下との交流を好み、自己の力量以下の者たちの中で、中心的立場を堅持しようとするのです。

 

そのために人間的成長が遅くなると同時に、小さい範囲のみで止まってしまうのです。

 

禄存星の成長過程では、自己愛と自意識に支えられた思考法となりますので、環境から学びとりながら思考の糧とすることが少なく、一方的に自己のものを相手に押しつけることになり、環境と思考の交流が一致しないのです。

 

このような思考法はある種のワンマン性を持ちますが、そのために人よりも抜きんでようとする想念が湧き上がってくるのです。

 

このような禄存星の特質を利用し、幼少期から集団の中で競争心を養い、それに伴って友人の世話役や奉仕役を与えられれば、非常に大きな人間性が育まれていくのです。

 

本来が中心的な星であるために、一つの物事に対しての目が開かれますと、大衆を率いるエネルギーとなり、一つの世界を作り出す人物となり得るのです。

 

また禄存星は、常に現実と密着しているために、夢や空想の世界で遊ぶこともなく、本質が発揮されるときは、すなわちその時代と社会に貢献しうる、業績を残すことになるのです。

 

*中央が「禄存星」の理想的な配置

中央=禄存星

北方=①龍高星 ②玉堂星

南方=①鳳閣星 ②調舒星

東方=①貫索星 ②石門星

西方=①車騎星 ②牽牛星

 

 

*「禄存星」の特徴

①特質=自己顕示欲の強い人

②気質=愛情奉仕、回転財、自己顕示欲、存在感、サービス

③五行=土性

④五徳=信徳

⑤陰陽=陽

⑥本能=魅力本能

⑦純濁法=純性

 

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