幼少期の算命学*「星の育ち方*貫索星」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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幼少期の算命学

星の育ち方*貫索星

 

貫索星が中央部に算出される人は、思考の速度が遅くなる傾向にあります。

貫索星の幼少期は本来の思考が形成されるまでに時間を要し、個性的な部分が薄く、才能や特技などこれと言った特徴は見られません。

 

貫索星が育つベストな環境は、家族構成や生活レベルによって、思考の内容が大きく異なる特色があり、大家族の中で育てば自己を強く出さず、自分の範囲だけを、自己のペースに合わせて守ろうとするのです。

 

回りの環境に捕らわれず、自己の世界を形成していきますが、特色は「環境の動」により、自己形成の速度が早まるのです。

 

これは子供時代に、自己を取り巻く環境の慌ただしさや、自己本来のペースを乱されやすい逆境の中でのみ、自己形成をなし得るわけで、家庭のムードが子供中心主義であれば、逆に自己形成が遅れてしまうのです。

 

貫索星の質をより早く身につけるためには、「周囲が最大の動」と言う環境を与えれば、貫索星の想念は自然に「静へと」進み、自己を見つめる目が養われてくるのです。

 

ある意味では自己を中心とした恵まれた環境下では、貫索星本来の質が育つことは難しく、反対に家族全体が多忙を極め、「孤独的な環境」を与えられた場合は、自己の本質が曲げられることなく、順当に成長する基盤になるのです。

 

人間の運命は、環境の良好さのみが自己形成に役立つ訳ではなく、貫索星のように逆の場合もあるのです。

 

また貫索星は東方に位置し、東方は後継者の気運を宿す場所です。

後継者とは次代を背負う役割であり、次代を形成する者がふらふらと時代に流されるようでは、次代を形成することは不可能です。

 

次の時代を円滑に作り上げるためには、親と言えども敵に回すことも視野に入れなければなりませんが、しかし貫索星の質には自ら攻撃に転ずることもなく、子供時代は実に温厚です。

 

回りから攻撃を受けてこそ、初めて本質の自我や頑固さに磨きがかかるために、「常識的な悪循環」により、「真の本質」が形成されていくのです。

 

*成長のポイント=「積み重ね型」

最高の守備力とは「沈黙」であり、自己を現さないことであり、若年において自己の想念や考え方を表に出すことはありません。

 

思考の原点は孤独の中にあり、人を頼ることもなく、人の影響を受けても自分なりに咀嚼して後、初めて自分のものとするのです。

 

しかし貫索星の思考は、心から湧き出るような思考ではなく、環境により与えられたものの中から自分なりに選別したもので、ある種の「体験の積み重ね」が、思考の原点となるのです。

 

積み重ね思考の重要性は、その底辺になるところの「体験の幅」の大小であり、底辺が小さいと思考の成長が遅れ、そのために体験や雑学的なものなど、自己の本質と一致しない世界を多く経験することにより、成人後に大きな思考の世界を構成していくのです。

 

逆境の中で育った貫索星は、その後は人間としての器量の大小へと繋がっていくのです。

 

小家族の中で両親が子供中心の生活を行ったり、良好な環境作りや勉学のためのムード作りをすると、日増しに思考の形成が遅くなり、成人後になっても、幼稚な人間性から抜け出すことはできません。

 

良好な環境下で弊害が少ないのは、「女子」だけですが、思考の底辺が小さいと、出処進退をわきまえられない自我となるでしょう。

 

貫索星は一定の速度で常に努力するエネルギーは見事ですが、人生の方向を間違えると、そのまま方向を変えることはできません。

積み重ね思考のために、思考を無に戻すことはできないのです。

 

そのために、中年以降において、どのような壁に突き当たっても、発想の転換をはかることが難しく、世の人たちは「頑固な人物」と評することになるのです。

 

*中央が「貫索星」の理想的な配置

中央=貫索星

北方=①禄存星 ②司禄星

南方=①龍高星 ②玉堂星

東方=①車騎星 ②牽牛星

西方=①鳳閣星 ②調舒星

 

 

*「貫索星」の特徴

①特質=頑固でマイペースを堅持

②気質=頑固、自我心、単独性、自立心、マイペース、ワンマン

③五行=木性

④五徳=仁徳

⑤陰陽=陽

⑥本能=守備本能

⑦純濁法=濁性

 

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