暮らしと算命学*「事業継続*跡取り運と初代運」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学

「事業継続*跡取り運と初代運」

 

日本経済の70%を支えている中小企業の社長さんたち、ここに来てコロナ禍での「事業継続」は、難しい舵取りを強いられているようです。

 

一部の企業では外国人に頼らなければ、事業を継続できない企業もあるようですから、自分の代では持ちこたえられても、次の時代は消滅もしくは外国人に委ねなければ、存続は難しいかも知れません。

 

創業社長は2代目で苦心を強いられ、継承した2代目は3代目に悩むことになります。

 

100年、200年と続いた老舗であっても、常に後継者に悩みながら味や伝統を受け継いで来た企業でも、このコロナ禍において、以前の手法がまったく通用しない企業も見られます。

 

一方の「大企業」であっても、コロナ禍で「企業再編」が叫ばれていますが、合併やM&Aにより、経営者が変われば、たちまち社員はリストラの嵐に巻き込まれてしまいます。

 

企業のグローバル化やデジタル化により、人々の働き方が長期型から短期型へとシフトし、企業も人材難からロボットやAIにシフトしなければ存続すらも危うくなってしまいます。

 

こうした混沌とした時代を迎えた現在で、10年、20年後の企業のあり方を若い人たちは、どのようにシミュレーションできるのでしょうか?

百戦錬磨の経営者でも、確実に成功へと導く青写真を描くことができるのでしょうか。

 

日本を始め、各国がGDPの成長を謳い文句に掲げていますが、「成長意識」がもたらすデメリットも、今後は見直さなければ、真の成長にはならないと思われますが、国の経済が豊かになったとしても、人民が豊かさを実感しなければ、真の成長には繋がらないと思います。

 

*先代が築いた遺産を継承する場合

本日のテーマである「事業継続」とは言っても、先代が遺した遺物を管理する事業は、事業継続には属しません。

 

主に「絵画」や「肖像権」、「特許」と言った物が対象となりますが、肉親に後継者がいれば、そのまま継続できますが、その対象者がいなければ処分するか、「公共機関」が引き継ぐことになるでしょう。

 

美空ひばりさんや石原裕次郎さんの遺産などが対象となりますが、ひばりさんは養子が管理し、裕次郎さんはマキコ夫人がその任を受け持っています。

 

後継者が生存中は何ら問題はありませんが、子供や後継者が不在の場合は、「公共機関」が結論を出す流れになるのでしょうか。

 

*親の事業を継承する場合

親の事業は全て子供が継承できるとは限りません。中にはクリエイティブな事業では、基本的に「一代運」ですから、例え子供にそのセンスがあったとしても、そのまま継承するのは難しいかも知れません。

 

基本的に「技術分野」や「味覚」、「暖簾」、「公共性」、「商事」などの継承が一般的ですが、事業者に男子が存在していても「初代運」もいれば「跡取り運」も存在しますから、「初代運」の子供が跡を継いでも、遅かれ早かれ事業はストップするかも知れません。

 

むしろ「初代運」は、自分で創業してこそ「初代運」であり、独特の嗅覚と視覚を備えているのです。また運勢も強く、人に頼ることなく自らが先頭に立って、リーダーシップを発揮できる資質です。

 

この初代運が一時的であっても、親と共に同じ環境下で仕事をしても、意見の相違や方向性の違いから、親との同調は難しく、むしろ親子間でバトルがあるだけで、何らメリットはありません。

 

「跡取り運」を持つお子さんは、基本的に「精神より行動を主」としていますから、親から見れば初代運より扱いやすいでしょう。

親が長年において築き上げた事業を理解し、自分の役割をきちっと守りながら、一歩一歩と堅実に親の精神を引き継いでいきます。

 

とは言っても親と同じ土俵では、親子で輝きを放つことはできません。親はここまで事業を存続して一種の「成功事例」として、自負がありますから、新人の子供が合流しても子供は親に従うしかありません。

 

しかし、子供の立場は過去より未来を見つめていますから、当然親との意見は合わず、親の生存中は悶々としたストレスに覆われ、実力を発揮することすらできません。

 

この段階では、周囲の人材は親の事業を行うための人材ですから、親が健在の場合は親の意見に従い、自分の代は親が引退した後になりますから、与えられた場所でベストを尽くさなければなりません。

 

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*親の事業を継承できる条件

①申酉天中殺(宿命天中殺を除く)の人

②寅卯天中殺(宿命天中殺を除く)の人

③午未天中殺(宿命天中殺を除く)の人

④陽占に玉堂星を2個以上持つ人

⑤日干と月支(蔵干)の間で暗合を持つ人

⑥天庫星と天貴星の両方を持つ人

⑦陰干支日に生まれ、天印星を持つ人

⑧日干と年干が干合する人

⑨陽占に司禄星を2個以上持つ人

⑩陽占に禄存星を2個以上持つ人

⑪陽占に鳳閣星を2個以上持つ人

 

*親の事業を継承できない条件(初代運)

①子丑天中殺(宿命天中殺を除く)の人

②辰巳天中殺(宿命天中殺を除く)の人

③戌亥天中殺(宿命天中殺を除く)の人

④天報星を所有している人

⑤天将星を所有している人

⑥天馳星を所有している人

⑦午未宿命天中殺を所有している人

⑧寅卯宿命天中殺を所有している人

⑨申酉宿命天中殺を所有している人

⑩東方に調舒星を持つ人

⑪東方に龍高星を持つ人

⑫南方に調舒星を持つ人

⑬南方に龍高星を持つ人

⑭宿命干支に「戊戌」を持つ人(場所不動)

⑮宿命干支に「壬午」を持つ人(場所不動)

⑯宿命干支に「己亥」を持つ人(場所不動)

⑰宿命干支に「丙戌」を持つ人(場所不動)

⑱宿命干支に「丁亥」を持つ人(場所不動)

⑲大運天中殺を第4旬までに持つ人

⑳日干支が日座天中殺(甲戌・乙亥)を持つ人

 

「跡継ぎ運」と「初代運」の両方の条件を所有している人は、基本的に「事業継承」は難しいでしょう。

算命学上では、「プラス」と「マイナス」の両方所有の条件では、「マイナス」評価となるのです。

 

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