算命学論説*「心の推移*天貴星の世界」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学論説*

「心の推移*天貴星の世界」

 

胎児の天報星、赤子の天印星、そして天貴星へと人生は進展していきますが、天貴星は、少年少女の時代です。

人生の行程上に例えれば、精神世界においても刻々と自己形成が行われる時代です。
また「生きる」という、自覚を持つ時でもあり、それなりの自負心と自意識の成長期でもあります。

生きるということに対し、自覚と意思を持つということは、ある種の前進力となりますが、その自覚と意識は常に揺れ動いており、定まりにくい状態でもあります。

人間は少年少女期に限らず、ある不遇の時代から自己の才能を発揮し、明るい表街道に出ようとするとき、必ず自意識の強さと、不安定な自覚とが交叉して現れるものです。


そこを通り過ぎて初めて自尊心に辿り着くのですが、自尊心の出発点にあるものは自意識なのです。

自意識の本質を、初めて自己を意識する状態とすれば、その裏側で支えているものが強さではなく弱さであり、自信ではなく不安なのです。


裏側で支えているものが完全な強さであれば、完璧な自尊心となりますが、この段階ではまだまだ意識の領域なのです。

ここで自意識の段階では自然の気、あるいは社会の荒波によって自己の精神が錬磨され、試練を受けている時です。
そのために必要以上の力みがあり、常に目的への情熱が燃えている時なのです。

そこに生まれる精神世界は大小を問わない役目意識であり、ある種の「てらい」でもあり、身構えることなのです。
一種のスポーツをやり始めたようなもので、注意深く、それでいてどこかに「スキ」があり、先達の指導に対しては忠実で真面目なのです。

しかし何となく、角があり、物事の流れが輪になって回転しないのです。このような状態が「天貴星」のエネルギー世界であり、爽やかな中にも実に努力家でもあります。

天貴星のエネルギーが最大に燃焼し稼働する時は、目的に対する着実な前進と、目上、年長者からの見守りを受け、至る所での支援と賛同が得られます。

占い的に言えば、「自意識が強い星」、「自負心が強い星」、「おしゃれ感覚」、「対面」を重んじる星として表現しています。

 

 


*幼少期の天貴星
天貴星は幼少期と言っても、7才~15才くらいの少年少女の時代であり、体と精神の成長期ですから、それなりのエネルギーを保有しています。


小学校の低学年であっても、異性を意識したり、お洒落な感覚も身につけようとします。

この頃から自意識も強くなり、自我が発生して来ますが、何れも自分の主張であり、しっかりした自意識の表れなのです。

幼少期の天貴星は、素直で無理なく伸び伸びと成長できる時代です。勉強はもちろんのこと全て前向きに取り組み、正直で献身的なリーダーシップを発揮していきます。

平凡な家庭環境で育つと、天貴星の良さが活かされ、過保護に育つと自己中心的になるでしょう。
またプライドも高く、お洒落のセンスも抜群です。
長男、長女の役目も保有しています。

*壮年期の天貴星
天貴星のエネルギーは9点ですから、壮年期に必要なエネルギー(10点以上)の強さには、若干劣りますが、消化できないほどのエネルギーではありません。

本質的に素直で純粋ですから、いくつになっても無邪気で若々しく、正義を求める時代です。
性格的にも明るくオープンで、ファッションもモダンで、交友関係も広くなるでしょう。

少し大人としては物足りなさを感じますが、人生全体に進取の気構えで取り組み、どんなにつまらないことでも真剣に立ち向かいます。
新しいことをするときは、先ず目先を片付けてから取り組まないと、中途半端になりやすい時代です。

*晩年期の天貴星
晩年になっても若さ溢れる元気なお年寄りです。
男性は「少年のようなおじいちゃん」と、女性は「少女のようなおばあちゃん」など、死に至るまで続いて行くことでしょう。

天貴星独特の律儀で強い責任感は衰えを見せず、確固たる信念と強い精神力を見せます。
品性と品格にも磨きが掛かり、人格者として優美な感覚は若さのある夢を持ち続けます。

また親しみやすく魅力的なムードや、上品とも言えるセンスは、安定と調和に満ちた、平和な環境を求め続けていくことでしょう。

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