算命学の基礎*
「六十花甲子と干支構成/36~40」
己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯
この六十花甲子は、主に日干支を対象に作成されたものです。
しかし、個人の命式は、実際には3個の干支を与えられており、それぞれ「役目と質」の意味合いを理解し、ライフワークに活用しなければなりません。
*干支のバランス
年干支=丙 辰(未来、外側)=25%
月干支=丁 酉(心、現在)=25%
日干支=辛 丑(過去、内側)=50%
ここでは干支の構成と、自己の特徴(六十花甲子)を記述しておりますが、さらに詳しく知りたい方は、「REQUリキュウ記事(有料)」をご参照ください。
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36/己亥
高いプライドの持ち主で、自我が強く「平和期の孤児」と言われ、組織の中では反逆児の反体制派に属します。
実直な人ではありますが、周りの状況が一変するなど何かのきっかけで、まるで異なった立場を取ったりします。ところがいざ実行というその時に至るまで、目に見えるような態度はありません。
家庭運には縁が薄いかも知れませんが、むしろ恵まれないと言うより、配偶者や子供にはあまり執着しないからです。
・・・続く~
中央土行/無・有/質:不動・包有・調整
南方火地/無形/本質:礼徳 役目:諸々の事象の伝達
己:中央/無・有/信徳
集団的な本能発揮・精神的な信用・信頼・人情・創作・準備・教育
亥:北/無形/智徳・習得本能
知識の集積・知識欲・創造・創作・準備・教育・伝統
37/庚子
平穏な生活を送っていても取り越し苦労が多く、どことなく落ち着けません。そんな心配症の性格が、運勢に暗い影を投げかけ、素晴らしい空想力を持ちながら、いつも遠い将来を夢見て、目先をないがしろにする傾向があります。
また若くして老成した心境になりやすく、社会の表に立って重荷を背負うことに恐れを感じたりします。
青年期に特有の燃えるような思いや、行動力には欠ける代わりに、客観的に自分を見つめるクールな一面をもっています。
・・・続く~
西方金行/有形/質:剛中の美・武人の宝・忠義
南方火地/無形/本質:礼徳 役目:諸々の事象の伝達
庚:西/有形/義徳
個の攻撃・闘争・武人・軍人・スポーツ・勝負・前進と推進力
子:北/無形/智徳・習得本能
知恵・策略・創造・知識欲・伝統・伝承・創作・発見
38/辛丑
常識的で堅実な考え方をします。知能指数はかなり高く、聡明な頭脳の持ち主ですが、ユーモアのセンスに溢れたのんびり屋さんです。
本人は無心に行動している積もりでも、いつの間にか関わった人の運命を動かしてしまう不思議な力を備えています。
また、無心の行動は人の心をなごませるところから、人と人との和を作る名人とも言われており、波乱や争いごとも少なく、精神的に平穏で安定した人生を送ることができます。
・・・続く~
西方金行/有形/質:剛中の美・武人の宝・忠義
南方火地/無形/本質:礼徳 役目:諸々の事象の伝達
辛:西/無形/義徳
精神的な無形の闘争・間接的攻撃・目に見えない闘争・時間差攻撃
丑:中央/有・無/信徳・魅力本能
衆をまとめる・中心的・サービス・育成・調整・中間
39/壬寅
表面はのんびりした、おとなしい人に見えますが、内面はアクティブで直感力が鋭く、夢を追いかけて生きるタイプです。
おまけに自意識過剰で、いつも他人の注目を集めていたい人。そのため、集団の中で皆と上手に歩調を合わせていくことが難しく、最終的には単独行動をとりがちになるでしょう。
見かけによらずファイト満々ですから、目先の困難には死をも辞さない程の情熱と精力を傾け、自らの力で結果に結び付けていきます。
・・・続く~
西方金行/有形/質:剛中の美・武人の宝・忠義
南方火地/無形/本質:礼徳 役目:諸々の事象の伝達
壬:北/無形/智徳
有形の知恵・知的好奇心・知識を求め見聞を広める
寅:東/有形/仁徳・守備本能
何かを守る・成長力・単独・奉仕活動・直情的・一貫性
40/癸卯
何事においても几帳面で責任感の強い人です。
明るく派手な振る舞いは見られませんが、情操豊かで、ゆったりとした日々を送るタイプです。また煌びやかさを嫌い、地道な人生を選びますから、社会でも華々しい活躍より、むしろ家族との安定した生活を大切に考えます。
家庭では男女ともに子煩悩で、人生においては波乱は殆どありません。但し、女性の場合は、自分の夢や思いを子供に託し、我が子ばかりに期待しすぎて、夫の世話が手薄になり勝ちになるでしょう。
・・・続く~
西方金行/有形/質:剛中の美・武人の宝・忠義
南方火地/無形/本質:礼徳 役目:諸々の事象の伝達
癸:北/無形/智徳
実在しないもの或いは肉眼で見えないものから学び取る・創造性作
卯:東/無形/仁徳・守備本能
手段による守り(集団の中で自己発揮)・柔軟性・受容力
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