算命学の基礎＊
「六十花甲子と干支構成／２６～３０」
己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳
この六十花甲子は、主に日干支を対象に作成されたものです。
しかし、個人の命式は、実際には３個の干支を与えられており、それぞれ「役目と質」の意味合いを理解し、ライフワークに活用しなければなりません。
＊干支のバランス
年干支＝丙 辰（未来、外側）＝２５％
月干支＝丁 酉（心、現在）＝２５％
日干支＝辛 丑（過去、内側）＝５０％
ここでは干支の構成と、自己の特徴（六十花甲子）を記述しておりますが、さらに詳しく知りたい方は、「ＲＥＱＵリキュウ記事（有料）」をご参照ください。
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２６／己丑
温和な性格から心の安定と、日々を穏やかに暮らすことを大切に考え、競争の激しい環境では自己の特徴は半減してしまいます。むしろ、自然の流れに逆らわず、あるがままに生きようとするタイプです。
社会のエリートコースから外れるかも知れませんが、宿命的には物質欲にはこだわらず、金銭に対しても執着心はありません。
無理なくマイペースを維持しながら、焦らずのんびりと我が道を進むなど、明るく平和な人生を謳歌していきます。
・・・続く～
中央土行／無・有／質：不動・包有・調整・冬の暖・
西方金地／有形／本質：義徳 役目：前進力
己：中央／無・有／信徳
集団的な本能発揮・精神的な信用・信頼・人情・愛情・無形の信用
丑：北／無・有／信徳・魅力本能
衆をまとめる・中心的・サービス・育成・調整・中間
２７／庚寅
自己の人生において高い理想を掲げるために、現実の日々と理想との間の、大きなギャップに悩まされなければなりません。
追いかけても追いかけても、手に入らない夢を見ては傷つき、また新しい夢に賭ける。そうして現実から逃れようと、さらに違う夢を描いて追いかける・・・。
高い理念は、現実との狭間が拡大されるだけで、目前の足下を見つめ段階的に目標を設定していけば、ある程度解消されますが、常に自己の中で「心の葛藤と放浪の旅」を繰り返さなければなりません。
・・・続く～
中央土行／無・有／質：不動・包有・調整・冬の暖・
西方金地／有形／本質：義徳 役目：前進力
庚：西／有形／義徳
個の攻撃・闘争・武人・軍人・スポーツ・勝負・前進と推進力
寅：東／有形／仁徳・守備本能
何かを守る・成長力・単独・奉仕活動・直情的・一貫性
２８／辛卯
心優しく穏やかでお人好し、おまけに愛情に溢れた人ですから、自分と関わった相手には、誰に対しても親切に接していきます。
また宿命的に人を引きつける魅力が備わっており、自然発生的に周囲の人たちから慕われることになります。
ときには行きすぎて親切の押し売りをしてしまうこともありますが、その溢れる優しさが、気付かないうちに相手を傷つけてしまいます。
商人や事業家になると、この人の実力は最大限に活かされます。
・・・続く～
中央土行／無・有／質：不動・包有・調整・冬の暖・
西方金地／有形／本質：義徳 役目：前進力
辛：西／無形／義徳
精神的な無形の闘争・間接的攻撃・目に見えない闘争
卯：東／有形／仁徳・守備本能
集団による守り（集団の中で自己発揮）・柔軟性・受容力
２９／壬辰
知的で複雑な精神構造の持ち主です。自分を周りに認めさせたいという自己顕示欲と、常に一歩退いたところに身を置く気持ちとが、自身の中で交錯しているのです。
頑固で一度決心すると貫き通す強い信念を持つ割には、意識のどこかが醒めていて、物質的に恵まれても心は何故か満たされない一面があるようです。
ものを書いたり、絵を描くなどの芸術的センスのある人ですが、数字にも強く、文系、理系の才能にも恵まれています。
・・・続く～
中央土行／無・有／質：不動・包有・調整・冬の暖・
西方金地／有形／本質：義徳 役目：前進力
壬：北／無形／智徳
有形の知恵・知的好奇心・知識を求め見聞を広める
辰：天軸／有・無／自身の心・魅力本能
願い・望み・夢・幻想・思い・理想・想念・衆の要
３０／癸巳
表面は穏やかで要領がよく、集団の中でも多くの人と調和を保っていけるタイプで、世渡りは上手ですが、宿命的に陽と陰との二面性を持って生まれているのです。
頭の回転は速くてシャープですから、自分の出処進退をわきまえており、広く長い交友関係を保持していきます。
反面、猜疑心が強く執拗な所もあり、一度人を疑い始めると、その疑惑から容易に抜けられなくなります。人から反撃を受けたときは、決してその屈辱を忘れないでしょう。・・・続く～
中央土行／無・有／質：不動・包有・調整・冬の暖・
西方金地／有形／本質：義徳 役目：前進力
癸：北／無形／智徳
実在しないものあるいは肉眼で、見えないものから学び取る・創造性・創作など
巳：南／無形／礼徳・伝達本能
教育・指導・技術の伝承・思想の伝承・語り・集団的伝承
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