暮らしと算命学*「親剋型の親子間」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学*

「親剋型の親子間」


何処のご家庭でも、親と子は基本的に相性が良いものと思われていますが、これは殆ど親の方が勝手に思い込んでいるに過ぎないかも知れません。

心情的には、そう思いたいとか子供への期待感から、そんな風に思いたいのはよく分かります。が、決してあなたのご家庭にケチをつけているのではありません。

親にしても子供にしても、人間の精神が狂うと例え親子でも、敵対してしまうこともあるのです。

人間は生まれて1年で、「天の気」を宿し、2年目に「地の気」を宿します。
そして3年目、3歳で「人の気」が宿ると言われています。

子供も5歳児くらいまでは、本能的な動きをしますが、この頃からお友達や絵本などで、知能的な情報を得ることにより、徐々に精神的な学びとともに、少しずつ精神と行動のバランスが取れてくるようになります。

そして7歳になって、人間らしく自己主張を始めます。

「男女7歳にして、席を同じゅうせず」とも言われますが、子供も7歳となれば、小学1~2年生です。


親からみれば、「まだ子供」に過ぎませんが、子供と思ったら大間違いです。

感じたこと、自ら考えたことをはっきりと主張し始めます。
友人の影響を受けたり、友人との遊びの中から感情が芽生え、様々な発見や感性が刺激され、磨かれて自ら感じたこと、やりたいことなど、成長するための「芽」が出現して来ます。

植物と同じで、この「芽」をどう成長させるかがポイントです。幹の部分は肉体で「芽」は枝葉に成長させないと、枝のない「大木」になってしまい、成長するための栄養補給もできません。

この時点の「芽」というのは、自然発生的なもので、
お子さんの「本能」とも言える「芽」なのです。

 

 

*親剋型の条件(本人)
(以下のいずれかを所有している子供さん)
条件は両親が健在の場合です。
片親の場合は関係ありません。

①天将星を所有している人(A、B、Cのいずれかに)
②子丑天中殺の人
③戌亥天中殺の人
④辰巳天中殺の人
⑤寅卯宿命天中殺の人

⑥上記図の①に「龍高星」があり、他に2個以上ある人
  この場合は「第一子のみ」、他は対象外
⑦上記図の①に「調舒星」があり、他に2個以上ある人
  この場合は「第一子のみ」、他は対象外


⑧宿命に生年、生月天中殺を所有している人
⑨第1旬から大運天中殺のある人
上記①~⑨の1つでも該当すると「親剋型」となります。

一見、何事もないような家庭でも、この「親剋型」のお子さんが一人でもいると、目に見えないところで、親子間のバトルが発生しているのです。

一般家庭では、子供が大学を出るまでは実家で生活しているケースが殆どですが、このように親子間でシーソーしている場合は、子供は早めに親元から独立した方が成長も早く、人生でも早めに上昇気流をとらえ、親が見違えるほどの成長が望めるのです。
それだけ人間としての強く逞しさを備えているのです。

また「親剋型」を所有している人は、基本的に「初代運」と言って、親から離れて自立する運命でもあり、早ければ学生時代からでも、親元を離れた方が本人には有り難く、運勢も応援してくれるのです。

ところが社会人になっても親許を離れず、親の恩恵を受けていると経済的理由、あるいは他の事情で親に依存している場合は、遅かれ早かれ、数年の内に子供か両親かに異変が発生してきます。

*子供が両親を必要とする症状。
*両親が子供を必要とする症状。

 

上記のいずれかの症状が現れ、この段階になると、相当に重症と言わざる得なくなります。
この段階になると、子供さんは一人暮らしはおろか、女性も男性も、結婚すら難しくなってきます。


余裕のある家庭では、結婚するまでは親元にいたい。あるいは親も大事な娘だから、息子だから傍にいてほしい。などと私情をからめると、とんでもないことになってしまいます。

これ以外の「親剋型」では、順当に親の後を継げない資質です。
親が何らかの自営業をしており、長男、長女として後を継がなければならない場合にも、後を継いではいけないのです。

「初代運」とは、文字通り「自分が初代で何かを起こす」という役割を担っているのです。
当然のことながら、親の後を継いでも、成功はおろか遅かれ早かれ倒産に追い込まれてしまいます。

また、親と同じ場所で同じ仕事も、避けた方が無難です。
一緒に仕事をすると、親は正攻法で仕事をして今日がありますから、仕事面では自信を持っているのですが、子供さんは全く新しい感覚で、未来を考えており、ここに親子間の「思想の異なり」が存在するのです。

特に「初代運」の資質のある子供さんは、未来志向でリーダーシップの気質が強く、自分主体の環境を作り上げようとします。


一緒に仕事をしていても子供の主張が強く、時代感覚のズレから思うように仕事がはかどらず、口論も多く、どちらともなく気まずい雰囲気になってしまいます。

万一後を継がなければならない場合は、親が元気な内は子供は別の企業で修行をし、親が事業を継続できなくなったときに乗り込んで、子供が初代として事業を興せる環境作りが大切です。

この場合、社名や役員人事、当然代表者も子供名義にし、子供が初代として始めました。という形を取ることをお薦めします。

このように目に見えない「運気の作用」というのは、親子の間や人間関係の間でもかなり存在しています。

このようなことを知って対応するのと、知らないまま放置して、対応しなかった場合の吉凶の差は大きく、大切な人体にまで影響がでると、取り返しがつかなくなってしまいます。

こうした「運命がらみの病気」というのは、奇病とか難病に属する症状が見られ、ちょっとやそっとでは対応が困難になってしまいます。

 

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