播州清水寺、延暦寺釈迦堂 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

播州清水寺、三十年に一度の十一面観音菩薩ご開帳です。

【清水寺】(きよみずでら)
兵庫県加東市にあります。天台宗のお寺。西国第25番札所。京都の清水寺と同じ名称なので、こちらは播州清水寺と呼ばれています。


・本尊:十一面観世音菩薩(秘仏)
今回御開帳されました。(平成29年11月1日~30日)このお寺の開山法道仙人一刀三礼の像と云われています。内陣に入る前に僧からお清めされます。割と近くで拝観することができました。男性的な顔立ちで、中国の官吏のような感じでした。法道仙人は、インドから渡来した僧で、仙人と云われる通り、色々と伝説があります。こちらの御本尊は、大正2年に火事が起きた時、自ら避難したそうです。


・滾浄水(こんじょうすい)
おかげの井戸と言われ、ご本尊が祀られている根本中堂の裏手にあります。法道仙人が水神に祈って湧いた霊水で、お寺の名前の由来となっています。この井戸に顔を映すと三年寿命が延びるそうです。


・大刀(重要文化財)
一昨日参拝した岩水寺の伝説で登場する坂上田村麻呂が奉納したとされる刀。特別展示されていました。一般公開は36年ぶりだそうです。写真OKとの事で撮ってみましたが。

御開帳特別御朱印



【延暦寺】(えんりゃくじ)
滋賀県と京都府にまたがる比叡山にあります。天台宗総本山。今回は、西塔地域にある釈迦堂の本尊である釈迦如来像の三十三年ぶりのご開帳です。(平成29年10月1日~12月10日)
・本尊:薬師如来
・釈迦如来
釈迦堂の本尊。普段は入れない内陣も特別拝観です。こちらも内陣の入り口で、僧による清めがされます。中は広く、また一層地下になっており、仮設の板に沿って降ります。その中でご本尊の須弥壇は高くなっており、丁度、外と同じ高さ。人と同じ目線で・・・との事です。ご本尊は、立像で1メートル弱くらいでしょうか。ご本尊の他、多数の仏像があり、内陣を一周しながら拝観できました。中は暗いですが、仏像毎にライトアップされています。
 参拝者が多く、内陣に入るところから、堂内を一周するように、長い行列ができていました。交通整理と参拝者への配慮か、所々にお坊さんが立ち、いろいろと解説をされていました。こちらではお釈迦様は、過去仏を現し、これまでの過去の姿を振り返るのだそうです。尚、過去仏を釈迦如来としたり薬師如来としたり、宗派や教義によっと異なるようです。