三仏寺、円教寺②、浄土寺② | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

三仏寺の投入堂へ参拝(登山?)してきました。

【三仏寺】(さんぶつじ)
鳥取県東伯郡三朝町、標高900メートルの三徳山の中腹にあります。天台宗のお寺。自宅を午前3時に出発し、8時頃到着。


・本尊:釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来
三体の仏像が安置された事から「三仏寺」と号したという伝説があります。


・投入堂(国宝)
三仏寺の奥の院。伝説では、修験道の開祖である役行者が、修業の霊地としてこの地に導かれ、手に持っていたお堂の模型?を投げると、弾劾絶壁にお堂が建てられたという事です。本堂の裏で入山手続きをとります。記名と靴のチェック。サンダルとか、金具がある場合は、ここで草鞋と履き替えとなります。杖やストックは禁止。両手が自由になる事。



「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身に着け、入山開始。投入堂までは、45分~60分です。



途中、鎖を伝っての岩登りもあります。基本、両手で木の根や枝を持って支えながら、よじ登ります。


文殊堂(重文)

地蔵堂(重文)

鐘楼堂。ここで鐘をつきます。

納経堂(重文)と観音堂

観音堂を過ぎて、大岩を回り込むと、正面に投入堂が現れます。投入堂のすぐ下から見上げます。「どうやって建てたのだろう?」と思わずにはいられません。役行者が投げて建てたという伝説ですが、もう少し下って、実際には平安時代だそうです。


帰り道の途中で寄りました。
【円教寺】(えんきょうじ)
2回目の参拝。兵庫県姫路市、標高371メートルの書写山にあります。天台宗のお寺。西国三十三所第27番札所。「西の比叡山」とも呼ばれています。お寺へはロープウェイで登ります。境内は広く、一通り廻ると2時間くらいかかります。今回は時間があまりないので、主な建物だけ。


・本尊:如意輪観音
摩尼殿に安置されています。秘仏で毎年1月18日に開帳されます。

・大講堂、食堂、常行堂
食堂の2階は展示室になっています。弁慶がこの寺で学んだ時に使ったという机が展示されています。


弁慶がらみで、摩尼殿の手前に護法石があり、別名弁慶のお手玉石と云われています。

・開山堂(奥の院)
屋根の四隅を支える鬼がいますが、北側の鬼は逃げ出していません。


【浄土寺】(じょうどじ)
こちらも2回目。兵庫県小野市にあります。高野山真言宗のお寺。新西国三十三箇所客番。


・本尊:薬師如来、阿弥陀如来
・浄土堂(国宝)

仏師快慶の大作、阿弥陀三尊像(国宝)が祀られています。お堂の中は、ガランとしており、中央に5m30cmの阿弥陀如来像と3m70cmの両脇侍である勢至菩薩(左)と観音菩薩(右)が立っているのみです。背後に当たる西の格子窓より、夕日の西日がお堂に入り、床に反射して後光となります。この光景が極楽浄土を現します。今回、この光景を見るため、夕方に来ましたが、到着したのが16時30分頃。十分、見ることができましたが、一番いい時間帯は、この日は16時10分頃だったそうです。ちょっと残念。

薬師堂