福生寺、妙薬寺、栖光院、龍蔵寺、観福寺、弥勒寺 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

知多四国八十八箇所霊場めぐり第十弾です。80番台に入り、いよいよリーチがかかりました。知多市から東海市に移ります。

【福生寺】(ふくしょうじ)
知多市にあります。知多四国八十八箇所第78番札所。真言宗豊山派のお寺です。
・本尊:不動明王
普段は扉が閉まっていますが、秘仏とかではなく、お勤めの時などは開けているそうです。
・やけん大黒天
60センチくらいの木造大黒天像です。「やけん」は、「焼けない」の意味で、昔、お寺が火事になった時、この大黒天像のみ焼け残っていたといいます。本堂の中、ガラスケースに納められています。名前の通り黒いのですが、お寺の方が「昔、直に触ったら、手に炭がついた」と言われていました。表面が炭化しているようです。よく見ると、右手側が焼けくずれてますね。ご利益は、もちろん防火で、厄除け・開運にも通じます。

やけん大黒天

・本堂の絵
本堂には、ご本尊・弘法さま・やけん大黒天など祀られています。その左右の壁に掲げられている大きな絵画が目に付きました。ふすまによく描かれる風水画とも違う感じ。絵の事はさっぱりで、なにやら天界か地獄を表したような、曼荼羅を抽象的にしたような・・・。まあ、わけわからんという事ですがw。偶然ですが、本日(2014年10月24日)「ぐっさん家」で、偶然「知多四国八十八ヶ所巡りの旅!第9弾、知多市から東海市へ」が放映されており、あるお寺にあった絵が、お寺の奥さん(?)が描かれたと紹介していましたが、こちらのこの絵だったと思います。

福生寺の絵1

福生寺の絵2

福生寺

【妙薬寺】(みょうらくじ)
知多市にあります。知多四国八十八箇所第79番札所。真言宗豊山派のお寺です。
・本尊:大日如来
・開山堂
16年かけて霊場を開かれた亮山和尚が祀られています。番外にもなっており、ご朱印も別にあります。
・いぼ地蔵
400年前、地蔵池から出たお地蔵様。お地蔵様の前に小石がたくさん置いてあります。体の悪い所を石でなで、良くなったら、倍返しで石を納めるそうです。

いぼ地蔵

妙薬寺

妙薬寺(開山)

【栖光院】(せいこういん)
知多市にあります。知多四国八十八箇所第80番札所。曹洞宗のお寺です。
・本尊:聖観世音菩薩
秘仏。ご開帳は33年毎で、次回は、20年くらい後だそうです。
・くすの木
お寺に向かう道を行くと、でっかい木が目に入ります。山門をくぐると、すぐ正面にあります。推定樹齢800年のくすの木です。幹の太さが半端なく大きいく、幹に触れると「力」を頂けるそうです。

くすの木

栖光院

【龍蔵寺】(りゅうぞうじ)
知多市にあります。知多四国八十八箇所第81番札所。曹洞宗のお寺です。
・本尊:延命地蔵菩薩
秘仏。特別な事がないとご開帳はないそうです。前回は、大正15年に弘法堂ができた時に記念のご開帳があったとの事。
・大草鞋
本堂の前に置かれている1メートルくらいの草鞋です。わらの間に無数の小銭が挟まれていました。ざっと見た所、1円玉と5円玉ばかり。五百円玉とか百円玉とか1個か2個あってもよさそうですが、高額硬貨は、お寺の方が回収しているのでしょうね。

大草鞋

・「ぐっさん家」放映
こちらのお寺に、「ぐっさん家」放映の張り紙と、ぐっさんのサインが張られていました。夕方に放映見ましたが、こちらのお寺の事はスルーされていたような・・・

ぐっさん家

・オガタマノキ
知多市保存樹指定。先のお寺のくすの木もそうですが、お寺には保存樹指定されるような古木やめずらしい木がよくあります。こちらのオガタマノキ、初めて知りました。数メートルある大きな木で、春には白い花が咲き、秋には赤い実をつけます。丁度、赤い実がいっぱいついていました。食用ではないそうですが、カラスがやってきて実を食べているそうです。1個の実の大きさは直径1センチ前後。表皮は硬く、割れると、朱色のタネが現れます。古くから日本に自生し、神社などでは神木として栽培されているそうです。

オガタマノキ

オガタマノキの実

龍蔵寺

【観福寺】(かんぷくじ)
東海市にあります。知多四国八十八箇所第82番札所。天台宗のお寺です。知多四国八十八箇所霊場で最も古いお寺との事です。
・本尊:木像十一面観世音菩薩立像(県指定文化財)
秘仏。ご開帳は17年毎。次回は、12年後。17年とは、なんか半端なので、お寺の方に聞いてみたら、「元は33年毎だったが、江戸時代、地元の人たちが『33年では一生に1回拝めるかどうか。もう少し短くならないか』と、徳川様(当時の尾張藩主)に願い出た。これが認められて17年毎になった」との事でした。ご本尊の他にも文化財指定された仏像や絵が多くあります。
・三好青海入道
本堂内の壁に、地元出身の戦国武将の三好青海入道が紹介されています。三好青海入道と聞いて思い浮かべるのは、「真田十勇士」の一人ですが、もちろんこちらの武将がモデルになっています。大男で大変な力持ちだったという所は同じようです。紹介されている説明文の中に「(三好青海入道は)観福寺に願かけて千人力を授けられた」とありました。

三好青海入道

・仁王像
山門として仁王門があり、ガラス戸で囲われて、外からはよく見えませんが、中には立派な仁王像が立っていました。木造の立像で2~3メートルあります。結構古そうなのですが、頂いたパンフレットにも特に説明はありませんでした。

仁王像

観福寺

【弥勒寺】(みろくじ)
東海市にあります。知多四国八十八箇所第83番札所。真言宗智山派のお寺です。
・本尊:木像弥勒菩薩座像(市指定文化財)
説明文には「80センチ、けやき寄木造り。室町時代の作。行基作と伝えられているが、行基が生きた飛鳥・奈良時代のものとは異なり、平安中期以降の塔を持った型式である。」とありました。
・仁王門
こちらのお寺にも立派な仁王門があります。こちらには、新旧2組の仁王像が安置されており、表側には新しい仁王像、内側には、古い仁王像。古いほうは、木造でかなり痛んでいますね。長年の風化という感じでいい味が出ています。お寺の方も、この状態のまま保存していくようですね。市指定文化財になっています。

弥勒寺仁王門

弥勒寺仁王像

・仁王門を守るにゃんこ?
仁王門のそばには3匹の子猫。お寺の猫ではなく近所の野良ではないかということでしたが、近寄ると走って寄ってきてスリスリ。人に慣れすぎているので、どちらかのお宅で飼われているのかもしれません。

弥勒寺にゃんこ

弥勒寺(東海市)