会社で文章作成ばっかりやっていて、ブログを書く余裕すらないわー。
・・・嘘です。
旅して旅して、結婚してました。
さて、ゲストハウスについて書きたいなと思います。
結婚式場とかで言う迎賓館ではなく、あくまでも旅のお宿の話です。
数年前から安宿としてゲストハウスが流行って来てますが、泊まったことのない人には未知の領域ですよね。
安いのはわかるけど、他人と共用できないとか、安全面が心配だとか、旅行慣れしてないけど大丈夫かなとか。
いろんな不安や心配、あるいは期待などもあるので、自分の思っていることを書いていきます。
1.ゲストハウスとは
基本的にはドミトリー(相部屋)形式の主に旅人が泊まる安宿です。
お風呂(シャワーのみが多い)・トイレは共同。アメニティは有っても有料(ないとこもある)。
当然ご飯などもついていないことが多いです。
当然例外はあって、個室が有ったり、ご飯を提供してくれるところがあったり、タオル程度なら付いて来るところもあります。
2.ゲストハウスのタイプ
①交流型
沖縄とかに多い、宿の人や他の旅人と交流できる(交流しやすい)タイプ。
もちろん、無理やり交流させようというところはほとんどないですが、そういうことをしない人にとっては苦痛ですね。
宿の人も個性的な人が多く、話をしていて発見することも多い。
僕は色んなことを知ったり、一人旅中に話し相手が欲しかったりするので、こういうのが好きです。
②ホテル型
東京や大阪などの都市部に多い、いわゆるホテルの延長線にあるものです。
ゲストハウスというよりホステルに近いと思います。
交流しようと思えばできるけど、どちらかというとほっといてくれるので、飲んで寝るだけの時とかは良いかも。
比較的綺麗なところも多い。
③体験型
離島とかに多いけど、アクティビティとかを併設している宿。
宿独自のツアーを開催していたり、泊まっている人だけの特権もあるなど、遊んでそのまま宿に帰って休めるのが魅力。
3.ゲストハウスに関する勘違い
①ゲストハウスは出会いではあるが、出会いの場ではない。
ゲストハウスは宿屋地域との出会いであり、たまたまそこに居合わせた旅人と同じ時間を過ごすようなものだ。
偶然会って、話が面白くて、また会いたいなぁとかそういうお互いの発展であれば、自由恋愛なので良いです。
でも例えば異性にばかり声をかけて、本人や周りが不快な思いをしたら、旅の良い思い出にはケチがついてしまいます。
一期一会、それこそがゲストハウスの醍醐味なのです。
※とかいいつつ繋がってその後遊ぶ友達が増えているのも事実。
②だれにでも楽しめる宿ではない
ホテル型はただのホステルなので個性も何も会ったもんではなく、ただのお金儲けみたいなものだけど、交流型とかは宿主の思いがかなり反映されている。
宿主の趣味みたいなものもあるため、それがはまるかはまらないか。それに尽きると思う。
それこそ宿との出会い目的で訪れる方が、見聞が広がって面白いかもしれない。
③だれでもできる・・・はずがない
ゲストハウスはここ数年で爆発的に増えています。事業展開であったり、ゲストハウスが好きで新しく開業する人も多い。
新しい内は人が泊まりに来てくれるかもしれない。
綺麗でリーズナブルで観光に便利。
では、他にもっと新しい宿ができたら?きっとそっちに行っちゃうでしょうね。
個性がないとできません。
4.ゲストハウスの今後
とあるゲストハウスの宿主が、「いずれ増えすぎて淘汰されていく」と言ってました。
飲食業界と同じです。まわりに何もなければ人はそこに集まりますが、数軒数十軒となっていくうちに、人は選び始めます。
その時、この宿はいいなぁ、もう一度来たいな(いわゆるリピーターの獲得)というものが必要です。
それを出していけるかどうかだと思います。
若いゲストハウス好きな人が「楽しそう」だけで始めたところは、いずれ潰れていくでしょう。
大事なものはコンセプトです。自分の好きなものを追求し、それを人に提供できるか。
そこでしかできない、その宿、その町でしか体験できない。
そういう限定されたスペシャルな何かが必要だと思います。
5.ゲストハウスへの思い
takが一人旅に目覚めたのは、とあるゲストハウスに泊まったきっかけでした。
そこでであった見ず知らずの人と銭湯に行き、飯を食い、酒を飲んで語る。
翌朝は後腐れなくさわやかにお別れする。
何だこの面白い空間。そんな空間がとても居心地がよく、いろいろと巡りました。
自分に合う宿、合わない宿、いろいろありました。
その中で友が増え、たまたま会った人が友達の友達で、全然違うところで他の宿で会った人と再会して。
めぐり合い、惹かれあい、嫁に出会ったのだと思います。
でも、決して異性との出会いを求めていたわけではないです。あくまで最終結果がそうなっただけです。
なので、ゲストハウスに行く人は、シンプルな気持ちで訪れて欲しいです。
宿主さんには、自分の個性を大事にして欲しいです。
そして皆が良い旅をしてくれれば、それでいいと思います。