前のブログで海外で大けがして車イスになった話をしました。

https://ameblo.jp/ikeikemegutan/entry-12372248193.html

 

たぶん、そう経験するものじゃないですよね(つーか、誰も経験したくないよ!)

 

去年の6月下旬、私はネパール人宅にて何ともない場所で転び、右足首と腓骨を複雑骨折してしまいました。

長引く抗がん剤で骨も弱っていたせいもあり、折れやすくなっていたんですね。

 

転んで足をひねった時、「これ、ねんざレベルじゃないかも!」と

日本から持ってきた冷えピタシートやテーピングを総動員して応急処置しました。

この応急処置が出血を最小限に防いだと後から判明。

 

そしてタクシーであらかじめ連絡しておいた近くの私立の総合病院に行きました

病院規模は中規模。建物は古いですが、けっこう優秀なドクターが外来にやってきます。

 

X線検査のため包帯をとると、いやはや、普通じゃないですね。

なにVサインしてるんだ。。相変わらず緊張感ない私。

 

 

X線検査の結果、足首と腓骨を骨折。全治二か月と言われました。

 

折れてるね~。ズレてるね~・・・

 

 

国や病院によって事情が変わりますが、ここでは薬その他は患者か家族が院内薬局で購入します。

 

手術に使うガーゼ、包帯その他、解熱鎮痛剤、抗生剤など。。

 

手術は明後日。それまで投薬と消毒、固定。外科医が丁寧にやってくれました。

 

 

 

この状態が一か月近く続きました。

 

手術まで抗生剤の点滴。病室は個室です。一日の部屋代は日本円で6000円弱。

この数字、良心的な部類。他では1万~2万とる病院もアリ。

現地ファミリーが細かく交渉してくれたおかげです!!

 

エアコンが新しい。冷蔵庫もあるよ~。さすが個室。現地では「デラックス・ルーム」と呼んでいた。

 

 

主人とすぐに駆け付けてくれた現地恩人&ファミリーたち。

なんか、すごい笑顔ですよねえ~。ネパール人はネアカです。

 

 

看護師さんが夜中も見回りにきてくれた。

 

日本で流通していないタイプの体温計。熱の基準が違う。私は 98.8度だった。。。

(日本式だと38度台?)

 

 

そして、明後日の朝、瞬く間に手術室に運ばれ、全身麻酔して手術。

記憶ありましぇ~~ん。

 

手術室にはなんと、外科医3人、麻酔科医1人、内分泌糖尿病科医1人、計5名の医師が入ったそうです。

主な執刀は外科の主治医でしたが、私は他にも病気持ちなので、応援部隊のドクターが来てくれました!!

そこが海外の私立病院の融通の利くところです。だから手術は完璧だった。すごい。。

 

 

気が付いたら術後の酸素マスクをつけておりました。

 

見苦しいスッピン・・・

 

 

退院まで毎日消毒、薬を塗る。

 

奥がネパールトップレベルの腕利き外科医。私の主治医。

 

 

そして主人が先に帰国・・・。

(薄情だよなあ~。いや、生活のため会社を長く休めない)

 

 

病院は完全看護ですが、歩き回れない患者は家族に「夜の付き添い」をするよう言われます。

 

主人が帰国後はなんと! 現地ファミリーのお姉ちゃん、小学4年生が付き添い用の長いすで寝泊り。

 

それだけじゃないですよ!小学2年の妹ちゃんも付き添いに加わりました。

 

 

えらい!この子達、実は日本生まれで日本育ち。数年前まで日本にいました。

 

赤ちゃんの頃から私とよく一緒だったので、私はさしずめ日本の母ちゃん(祖母ちゃん?)でしょうか。

 

この子達は将来、また日本に来る予定です。お父さんが日本企業の人なので。

この時の恩返しをしっかりせねばアカン!

 

 

そうそう、食事ですが、ネパールでは基本、入院食は「家族が用意」です。

 

こんな感じの食事を持ってきてもらいました。

現地ファミリー宅が近かったので保温ジャーで運んで、病室で器によそって。

現地ファミリーは日本滞在が長かったので、日本食を作ってくれたんですよ!

しかも私用に、常に野菜多め!ありがたや~~。

 

 

トイレは、車イスの方が使う、イス式おまるでした。これも買い取りです!2000円くらい?。

 

 

 

皆様のおかげで1週間後、無事退院の日を迎えました。

 

 

病院の幹部ドクターも顔を出してくれました。この先生にもお世話になったなあ。

ドクターは、日本の大学病院でも臨床医やったことがある、超優秀ドクターです。

日本語ペラペラ~。色んな話題で盛り上がった。

 

海外のVIPも来る私立病院(経営順調な)って、人材にお金を惜しみません。

 

 

お会計済ませて・・・。

今度は外来ね!

 

迎えに来た車の窓から。雨のため視界が曇る・・。病院の受付です。

 

ありがとう~~。

 

 

手元に残ったのは、この毒々しい色のお薬の数々。

外国って、毒々しい色平気だよね。お菓子とかアイスとか。

 

この後私は現地ファミリー宅で療養し、おかげで予定より早く回復し

一か月の滞在を終え、帰国したのでした。

 

 

他にも医療費の件とか書きたいこと一ぱいです。

それはのちほど・・・。

 

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