小林康宏の二代目刀は昨年、大阪の刀剣店に中古で売りに出されたので買いました。
相当使い込まれた一振りでしたが研がないで譲ってもらったので、お安く済みました。
二代目は初代の息子さんで、初代は斬鉄剣の呼称で有名ですね。
二代目も初代の製鉄、鍛えを受け継いでいると聞いていたので購入してしまいました。
他に初代康宏のお弟子さんで有名なのは松葉刀匠、無監査の方で次の笹露、石断丸の銘を受け継ぐなんて話も聞いてます。
今回購入した康宏は若干の捻れが有るように見えましたが、私の手の内の精度くらいでは然程の差が出る程ではないですね。
逆に刀心作のように完璧に芯が通ったような刀の方が少ないかも知れません。
康宏刀で斬った感想は今まで使った事の有るどの刀より物が斬れます。
一枚目の動画でトイレットペーパーの芯を抜き打ちで斬ってますが、これ私は康宏でしか出来ません。
造りも刃が薄いので入りが良く抜けも良い。
色々斬ってみましたが刃味良く、刃に粘りがあるので刃毀れもしませんね。
ただ鉄自体は刀心作程硬くない、柔らかい感じなので下手な使い方したら簡単に曲がる、捻れると思います。
強靭さでは刀心作には遠く及ばないと書いてしまうと物議を醸してしまいますが、私の感想です。
今回動画で紹介してるのは異物斬りですが、本当は乾燥してても竹とか斬りたいですw
しかし、宗家に体育館の床が傷むからと竹はダメ出しされ、畳は用意と片付けが面倒くさい、15分前後で斬り練習できる方法を考えて、トイレットペーパーの芯や空のペットボトル、空き缶を斬ってみてる訳ですねw笑
別に異物斬りを自慢してやってる訳では無いです。
でも一般的な日本刀では、このような異物斬りはしない方が良いです。
刀を傷めたり疵がつきますので。
この空き缶斬りした時は変形性頚椎症の痛みが出ていて顎が引けず構えが、だらし無くなってます。
病気には勝てませんね、仕方ない。
次回は天然理心流の試斬について書こうと思います。