広尾の2026年2歳馬募集
広尾サラブレッド倶楽部リニューアル１８周年記念の募集が予告された。
2024年に2026年2歳馬はすでに4頭募集されているが、今回追加の2頭はさらに心を揺すぶられる魅力的なラインナップが来た
◇2025年1月31日／広尾サラブレッド倶楽部１８周年記念 特別募集のご案内
2026年度2歳の追加募集馬は2頭。
#202405-1 〔ﾏﾙ外〕マラクートの24(父Baaeed) メス
#202406-1 エンパイアブルーの24(父エフフォーリア) メス
筆者の独断と偏見で、回収率を予想。
以下の通り5段階で評価していきたい。
【評価方法】
予想回収率から評価
Ｓ 1000％以上
Ａ 300％～
Ｂ 100％～
Ｃ 50％～
Ｄ 0％～
#202405-1〔ﾏﾙ外〕マラクートの24(父Baaeed) メス
＜価格＞？？万円（？？口）／総額？？万円
＜評価＞SABCD
＜生日＞？月？日
＜測尺＞体高？？㎝、胸囲？？㎝、管囲？？㎝、馬体重？？㎏
＜短評＞？？
近年、広尾では世界的名馬産駒の募集を増やしてきた。アメリカンファラオ、フライトライン、シーザスターズに続いて、今回仕入れてきたのがバーイード産駒となる本馬だ。
シーザスターズ産駒のバーイードは11戦10勝で芝1600～2050ⅿまでの距離をGI6勝、フランケルの再来といわれた英国の名馬。デビューからマイルを主戦場にしていたが、初の中距離戦となったインターナショナルSが特に衝撃的。サウジC、ドバイシーマクラシックの覇者ミシュリフや愛2000ギニーの覇者ネイティヴトレイルら強豪がいたが、直線でミシュリフが先に仕掛けて鞭を打ちながら抜け出したところ、それを持ったままで交わし去り、6馬身半差をつける圧勝劇
デビューから無敗の10連勝を飾った
11戦目の引退レースでは、稍重の発表以上に重くなった馬場が影響し4着と生涯初の黒星を喫したが、公式レーティングは歴代最強クラスの135に評価された。
本馬の母マラクートの母Ambivalentは愛GⅠ馬。ジェンティルドンナが勝ったドバイシーマクラシックでも3着と好走している。
そんなマラクートの24だが、果たして一体いくらで募集されるのだろうか。牝馬だけに常識的な金額に収まって欲しいが、かつてセレクションセールで3,960万円で購入したピークブルームは、牝馬ながら総額7,800万円と高額募集がされた。今回も海外での安くはないであろう仕入価格や輸入コスト、しかも世界の矢作厩舎ということを勘案して、この金額は超えて来るのではないか。続報を待ちたい。
#202406-1 エンパイアブルーの24(父エフフォーリア) メス
＜価格＞？？万円（？？口）／総額？？万円
＜評価＞SABCD
＜生日＞4月21日
＜測尺＞体高？？㎝、胸囲？？㎝、管囲？？㎝、馬体重？？㎏
＜短評＞？？
本馬の母エンパイアブルーは広尾馬であった為、熱心な会員の方などは種付馬を把握して同産駒の募集を想定していた方は少なくなかったのかもしれない。だが、知らなかった自分としてはサプライズ年頭の目標の一つに、エフフォーリア産駒に出資することを掲げていたが、まさか広尾でそれを達成できる可能性が出て来るとは思わなかった。血統はサンデーサイレンスが5×4×3と濃密に入っているのが特徴。
2021年にGI 3勝して年度代表馬に輝きながら、2022年の3戦はスランプで未勝利、2023年初戦の京都記念は心房細動で競走中止し、そのまま引退してしまった。種牡馬売却額は8億円、初年度種付価格は300万円。種付シーズン直前のスタッドインだからという言い分で、実績から見合わない、個人的には安売りされたと感じる金額であった。そうであれば、募集される産駒もその安さが反映された募集価格であって欲しい。現時点では、金額、馬体云々関わらずご祝儀出資をするつもり。ドゥレッツァ、ロンパイア、モアザンセイクリッド23でお世話になっていて信頼している尾関厩舎というのもＧＯＯＤ
現役時代はコロナ禍でなかなか会いに行けなかったエフフォーリア。2022年の有馬記念5着が最初で最後の生観戦。結局、生で勝利する姿を観ることは叶わなかったが、その子達に夢の続きを託す。
広尾サラブレッド倶楽部では、牝馬引退後の買取は募集価格の5％で、社台系クラブの10％と比較すると劣る。
しかし「母馬出資会員優待」で、出資馬が母馬となり産駒が募集された際には、その産駒への出資は馬出資金の５％がポイント還元される制度が有り。
このクラブの牝馬出資メリットは、高額で募集されるほど評価された子に出資すればするほど享受できる。
全容発表は2月21日夕刻！！どんな仔たちだろうか、心待ちにしたい
2025年2月2日時点（出資馬23頭）
キャロットクラブ／8頭
広尾サラブレッド倶楽部／13頭
シルクホースクラブ／2頭
