2020年度募集出資馬

 

 

 

レガラール#14 ディアデラマドレの19

Regalar(西語) 

贈る(西)。母にGIのタイトルを贈ることを期待して
 

 

※キャロットクラブ様より許可をもらって転載

 

 

2020年度募集の最優先申込は、ディアデラマドレの18

『母馬優先枠内および最優先希望枠内は当選、一般出資枠で抽選』で無抽選で当選星

 

母ディアデラマドレは、強烈な末脚を持ち主だった。

2013年マーメイドS、2014年府中牝馬S、2014年愛知杯で重賞3勝。

2014年エリザベス女王杯ではラキシスの3着で、上りは最速33.1。翌年のマイラーズCでは7着ながらも、マイル戦史上最速の上りは驚異の31秒9を記録。

母の母ディアデラノビアも重賞3勝馬。

 

個人的にはGI馬と同等に評価していた母に、モーリスとの配合。

募集検討時の9月時点では3歳姉クラヴェルが3勝し、血の勢いも感じていた。12.5万円の価格もお買い得感すらあるかも❗そんな魅力を感じたのが出資理由グラサン

 

また、カスティーリャ、ウィズザベストと同様、祖父グラスワンダーと同じ栗毛🌰

意識はしていないが、心のどこかにあの怪物の陰影を追いかけているのかもしれない。

 

☆2020年8月27日/NFイヤリング

馬体重:464kg 体高:157.0cm 胸囲:182.0cm 管囲:20.0cm 
予定育成牧場:NF空港

 

出資はできたが、

この馬は育成時代から脚元に弱さを抱え、順風満帆な競走生活を送れなかった。

 

☆2020年11月(1歳) 右前脚ザ石

☆2021年01月(2歳) 左前脚ソエ

☆2021年03月(2歳) 左前脚ソエ、首や背腰に張り

☆2021年08月(2歳) 背腰に疲労

☆2022年02月(3歳) 両前脚ソエ、両膝張り

 

そんなこんなで新馬戦開催には間に合わなかったが、

ようやく3月2日のコメントで、3月20日の中山の3歳未勝利戦芝2000ⅿのデビューを目標とすることが発表された。

 

調教では、手前をコロコロ替え、その間に不正キャンターも入るぎこちない走り。

しかし、見た目は迫力ある動きをして、時計的にもしっかりと加速ラップを刻めていた。

調教にも乗ってくれた横山武騎手から、

「課題はクリアしてほしいが、能力はあると思うので今の走りでも2つ3つは勝てそう」

という嬉しいお墨付きをもらい、期待は高まった。

 

 

☆【1戦目】2022年3月20日/3歳未勝利(中山/芝2000ⅿ)/横山武/3番人気1着キラキラ
 

 

<公式コメント>

20日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り好位につける。そのまま直線へ向かい追い出すと先頭に立ち、後続の追い上げを何とか凌いで見事に優勝。「いや~本当に良かったです。あれで勝つのと2着になるのとでは大きく違いましたからね。会員の皆様おめでとうございました。武史君に話を聞くと“やはり走ります。スタートが良かったし、折り合いも調教時と違って競馬では大丈夫でした。センスがありますね。メンバーレベルがそこまででなかったのかもしれないけれど、展開に恵まれたわけではないし、自分で勝ちに行って結果を出すのですから立派だと思います”ということでした。課題点の手前はやはりコロコロ替えていましたね…。そして、ゴール前100mくらいのところにゲートの轍があるのですが、それを見て1周目も2周目もジャンプしていました(苦笑)。特に2周目はトップスピードに乗っているところでしたし、それによって減速してしまいましたからヒヤッとしましたが、よく凌いでくれました。そのことについても彼は“あのジャンプで減速してしまって再加速できなかっただけで、余裕がなかったわけではないですよ”とも言っていました。レース後の様子を見ると右前脚を落鉄していたので、それを踏まえても着差以上のものだったかなと思います。上がりの様子は今のところ変わりないですが、落鉄もそうですし、元々脚元に弱さを抱えがちな馬だったので、慎重に様子を見ておきます」(武井師)育成時代から弱さが目立ち苦労が絶えず、本州への移動ならびに天栄での調整に時間を要しましたが、トレセンへ入厩してからは大きな不安が出ることなく、順調に乗り込むことができていました。天栄のときからそうでしたけれどトレセンでもいい動きができていましたので、脚元の弱さを考えるといきなりから答えを出したいと思っていましたので、見事に勝ち切ってくれて本当に良かったです。鞍上の評価は高く、“焦らず大事にしていけば走ってくるはず”というコメントも残してくれましたので、まずはレース後の反動面の有無をよく確認していきますが、その後も慎重に接していければと考えています。

<感想>

まずまずのスタートで好位2番手からの競馬。

コーナーで手前の替えのぎこちなさを見せながた最後の直線!!

最後の直線は追い出すと先頭に立ち、

ゴール前100mくらいのところにゲートの轍でジャンプをするなど幼さをみせながらも、

後続の追い上げを何とか凌いで見事に優勝お祝い

デビューまで苦労が多かった馬だけに、人一倍嬉しい勝利となった照れ

 

 

 

 

 

・・・しかし、翌日、骨折が判明ガーン

結果的にこのデビュー戦が、最初で最後の出走となってしまった。

 

・2022年03月(3歳) トウ側手根骨遠位端部に剥離骨折

 

・2022年04月(3歳) トウ側手根骨遠位端の骨片摘出

 

・2022年10月(3歳) 左前脚に屈腱炎

 

・2023年07月(4歳) 良化の兆しなく引退

<公式コメント>

「この中間、定期のエコー検査を実施しました。ここで良化が確認できるようであればトレッドミルへ移行していきたいと考えていましたが、残念ながら変化が見られないという状況でした。デビュー戦で見せたパフォーマンスから再起を目指していたものの、良化が見られない状況が続いている中で次のステップへ移行していくのは難しいと言わざるを得ません。仮にメニューを進めていったとしても、今のままでは再発の危険性がかなり高いものと思われます。長きに渡って復帰を心待ちにされていた会員の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ここで判断をさせて頂くことになりました」(空港担当者)「定期的に牧場へ行って見ていたのですが、牧場スタッフさんからの話を聞くたびにあまり進展がなさそうで、もしかしたら…と覚悟に近いものは持っていたのですが、今回の定期検査もあまり良くなかったということでしたね…。デビュー戦が既走馬相手とかなりハードルは高いものだったにも関わらず、真っ向勝負して見事に勝ち切った馬でした。能力は高く、何とか無事に戻ってきてくれればと思っていただけに残念でなりません。デビューを心待ちにしているときだけでなく、休養している間も含めてこの馬のことを思っていただいていた皆様、誠にありがとうございました。そして、このような形で引退となってしまい誠に申し訳ございません」(武井師)デビュー戦となった3歳3月の未勝利戦を勝利し、今後への期待が高まりましたが、そのレース後に左前脚の骨折が判明しました。北海道で手術を行った後は順調に立ち上げていき、9月にはハロン15秒ペースへ移行していましたが、その過程で左前脚に屈腱炎を発症してしまいました。能力の高さを鑑み、関係者一同復帰に向けて尽力して参りましたが、時間が経過しても良化は見られず、今後の見通しは厳しいと言わざるを得ない状況です。以上のことを踏まえ、武井亮調教師を始め関係者と協議を行った結果、ここで現役を引退し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の皆様へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 

 

能力は高い評価だっただけに、

無事是名馬がいかに簡単では無いという事を思い知らされた馬であったえー

 

 

競走成績

 

◆平地1勝クラス(1-0-0-0) 

◆獲得賞金(520万円):総獲得金(794万円)

◆回収率16%:実績D