こんにちは。島根県益田市の社会保険労務士池口由里絵です。
27日午前10時頃、東京都墨田区の化学工場で火災が発生し、1名の方が病院に搬送されたと報じられています。
水酸化ナトリウムなどの化学薬品があるということで、ポンプ車のほかに特殊車両など20台が消火活動にあたっているそうです。
11月8日厚生労働省HPで「化学物質管理に関する相談窓口・訪問指導のご案内」が掲載されました。
労働安全衛生法で、一定の危険有害性のある化学物質(労働安全衛生法施行令別表第9等に定める物質)について
3.譲渡提供時に安全データシート(SDS)の交付を行うこと
が義務づけられています。
*化学物質などによる危険性・有害性を特定し、特定された危険性・有害性に基づくリスクを見積もることに加え、リスクの見積もり結果に基づいてリスクを減らす対策の内容を検討する一連の流れ
この相談窓口・訪問指導では、ラベルやSDSの記載内容の理解やこれを活用したリスクアセスメントの方法について相談できるということです。
労働安全衛生法に基づくリスクアセスメントは、SDS交付義務対象物質を製造する事業者だけではなく、取り扱う事業者も対象です。
よって化学メーカーなどの製造業だけでなく、医療・福祉(介護事業など)、清掃業、卸売・小売業、飲食店などSDS交付義務対象物質の製造・取扱いを行うすべての事業場が対象となります。
職場で用いられている化学物質が、リスクアセスメントの対象物質かどうかは、↓厚生労働省「職場のあんぜんサイト化学物質」をご参照ください。
経営者の方は、
もご覧ください。
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令和4年4月1日から、本人または妻の妊娠・出産を申し出た労働者に個別に育児休業などの制度を知らせることが事業主に義務付けられます。最新号は、
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