こんにちは。島根県益田市の社会保険労務士池口由里絵です。
「今日は冬のボーナス支給日!」
という方が、多いと思います。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査令和4年9月分結果速報等」では、特別集計として「令和4年夏季賞与(一人平均)」が掲載されています。
令和4年*夏のボーナス(賞与)支給のある事業所における一人当たり平均賞与額は、
■調査産業計 389,331円(前年比2.4%増)
■主な産業
・「製造業」 527,118円(前年比7.0%増)
・「卸売業,小売業」 357,998円(前年比0.1%増)
・「医療,福祉」 275,083円(前年比0.1%減)
・「飲食サー ビス業等」 63,793円(前年比35.5%増)
■一人当たり平均賞与額が多い産業
1位 「電気・ガス業」 773,339円(前年比10.9%減)
2位 「情報通信業」 687,247円(前年比3.3%増)
3位 「学術研究等」 659,687円(前年比0.9%増)
と平均賞与額が最も多いのは「電気・ガス業」次いで「情報通信業」となっています。
前年と比べ平均賞与額の増加率が最も多かった産業は、パート・アルバイトなどが多い「飲食サー ビス業等」ですが、他の産業より賞与額が低くなっています。
*令和4年6月~令和4年8月の「特別に支払われた給与」のうち、夏季賞与として支給された給与を特別集計したもの
2021年4月1日から「パートタイム労働法」が「パートタイム・有期雇用労働法」に変わりました。
2021年4月1日から、小さな会社やお店(中小企業)にも適用され、下記の(1)、(2)を行うことが義務づけられています。
2021年4月1日から、小さな会社やお店(中小企業)にも適用され、下記の(1)、(2)を行うことが義務づけられています。
(1) 同一職務内容の*正社員と短時間労働者・有期雇用労働者の不合理な待遇差を解消する (同一労働同一賃金)
(2) 短時間労働者・有期雇用労働者から、正社員との待遇の違いや理由を聞かれた時は、就業規則などを活用して説明する
*正社員=通常の労働者(無期雇用フルタイム労働者)
厚生労働省の「パートタイム・有期雇用労働法等対応状況チェックツール」では、自社の取組状況が点検でき待遇改善への取り組み方法がわかります。
社内で正社員とアルバイト・パートなど非正社員の待遇に違いがある場合、働き方や役割に応じたものであるか確認し、不合理な待遇差は解消しておきましょう。
経営者の方は、
正社員に定期代を支給しパートの交通費は日額支給するのは違法?
「正社員のみ慶弔休暇、パート・アルバイトは勤務日振替」は問題あり?
正社員のみボーナスを支給「パートだからボーナスなし」は当たり前?
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令和4年4月1日から、本人または妻の妊娠・出産を申し出た労働者に個別に育児休業などの制度を知らせることが事業主に義務付けられます。最新号は、
「育児休業中の社員に冬のボーナスを支給する必要はある?」 です。