
昨今声高に叫ばれ続けているマイクロプラスチック問題。衝撃的であった事と言えばストローが刺さって血を流したウミガメの映像が記憶にある。
『海に流出したストローなどを含むマイクロプラスチックがあるからこういったことが起こる』との啓発活動の一環であったこの事象をきっかけに、世の中にはマイクロプラスチックの海洋流出が問題であるという情報が流れ始めた。
これをきっかけに世間ではマイクロプラスチックは悪。プラスチックを減らそうという活動が活発化し始め、プラストローの廃止、レジ袋の有料化などといった施策が採られ始めたが、果たしてこれは問題解決に繋がっているのだろうか?
まず、マイクロプラスチックとは図表の通り大部分を占めているのは合成繊維、タイヤ、都市の粉塵であり、これは洗濯の際の繊維片、車が走る際に削れるタイヤカス、靴底がすり減ったものなどであり、プラストロー、レジ袋などは統計結果からは読み取れない。
では何故効果が少なそうなここに注目がされているのか?一般消費者を騙すのに都合がよく、わかりやすいパフォーマンスだから。
洗濯を止めろとは言えない
車を使うなとは言えない
外を歩くなとも言えない
結果としてわかりやすいプラストローやレジ袋が槍玉に挙げられた。
そもそもウミガメに刺さったストローはマイクロプラスチックではない。釣り針や漁業用の網などの方がよっぽどウミガメには脅威だ。
都合の良いゴミ山の映像などを同時に流してあたかもこういった事が原因で問題になっていると錯覚させる映像を流す。完全なる情報操作。
根本解決するにはやるべき対策が違う。
生分解性プラスチックというものも出てきてはいるが、海中ではほぼ分解はしない。
一納税者としてはパフォーマンスではなく本当に効果が見込める施策を考え、実施して欲しいと思うところ。