メモリ上で動くOSとして有名なpuppy Linux
ずっといじってみたかったのだが、最近は更新がないので躊躇っていたOS。
数日前、puppyの開発者が新たに開発したpuppy Linuxの後継OSがあるとの情報を得たので試してみる。
機能としてはpuppyとほぼ同じEasyOSという名前のディストリビューションだ。
公式HPにアクセスすると、ただのリンクの羅列なのでよく分からない。
なのでDistro Watchのサイトのリンクからダウンロードすることにする。
https://distrowatch.com/popularity
分かりにくいのだが、現在のバージョンはexcalibur。リンクからimgファイルを落としてくる。
日本語入力にはもちろん対応していないのだが、有志が日本語化パッチを作ってくれているので、ダウンロードして起動後にインストールするだけで日本語入力ができるようになる。
先人たちに感謝。
このOSはインストールする必要が無い。Rufusなどを使ってUSBメモリやSDカードにimgファイルでブートメディアを作る。先程の日本語化パッチも入れておいて良い。
そしてBIOSでドライブの起動順序を変えて起動するだけ。
起動するとキーボードの種類を選ぶ画面になる。27が日本語キーボードなので27と入力してEnter。

パスワードを決めるらしいが、ここは何も入力せずにEnterで良い。

起動するとウェルカム画面的なものが出てくるが、全て閉じる。詳しい手順は先のフォーラムに書いてあるので割愛。

保存しておいた日本語化パッチファイルをクリック。デフォではシングルクリックなので注意。空いているところで右クリックすると設定でダブルクリックに変えられる。

インストールが完了したら再起動。

再起動の際は必ずセッションの保存をすること。
メモリというのは電源を切るとデータを保持できないという特性を持っているので、ブートメディアの中に現在の状態を保存しておく必要がある。デスクトップ上にSAVEアイコンもあるのでそちらを押す癖をつけておくと良いだろう。

オフィスソフトもブラウザもプリインストール済。追加でいつものブラウザなども入れられるが、Chrome系ブラウザは日本語入力に難があるので、使うのならFirefoxが良いと思う。

メモリはデータ保存は出来ないが、非常に高速でデータのやり取りが可能なため、このOSは非常に軽い。今回使ったマシンはストレージ容量が32GBしかない為、普通に軽量Linuxを入れてもすぐにいっぱいになってしまう。
しかしこの子ならストレージは使わないので丸々データ保存用ストレージとして使うことが出来る。
USBを持ち歩くだけで出先のPCを借りればいつもの環境で作業ができるのは便利。
カスタマイズには向いていないが、使いようによってはかなりの戦力になりそう。