モノづくりの日々

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何か作ったり直したり思いつきを形にしたりしています。
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少し前、私のSlackに自動配信されるWeb系のニュースに『tiny11が更新  今後は定期的にアップデートを』との情報が流れてきた。


tiny11といえば2023年頃に一度試したことがある。確かGame Barやボイスレコーダーなど、一部のユーザーしか使わないであろう機能や無駄を徹底排除してWindowsを軽量化したカスタムOSだったと記憶していた。

開発者が『今後は月一でアップデートを配信する』との事でニュースになったようだ。


とにかく触ってみよう。

以前はisoファイルを配布していたのでダウンロードしてきてRufusなどでブートメディアを作るだけだったが、今はWindows公式からダウンロードしてきたisoファイルを改造するためのスクリプトを配信という形に変わっていた。


GitHubにtiny11 builderというpower shellスクリプトが公開されている。調べればやり方を詳しく説明しているサイトが幾つかあったので説明は割愛。RufusでUSBブートメディアを作ってインストール開始。


使うのはこの子。
メモリ4GBのCeleron機。ストレージも32GBしかないeMMC。
tiny11 インストール画面のノートPC

メディアを起動すると言語が英語になっている。とりあえず選べるところはジャパンにしてインストールを進める。
Windows11 インストール地域選択画面

Rufusで要件回避設定をしているのでネットワークを入力しなくてもインストールが進められる。余計なドライバーなどのアップデートが始まってしまうので、回避出来るのなら最初はネットワークは登録しないで進めた方が早く終わる。
tiny11 インストール画面 ネットワーク接続

『がんばってるから電源切らずに少し待ってて』のメッセージと共にインストールが進んでいく。
tiny11 インストール画面 PCの電源を切らないで

インストール直後は11.5GBの使用。
なかなかの軽さ。
tiny11 インストール後 PC 容量確認

何故かと言うと下の表のようにとにかく色んなプリインストールアプリが削除されている。
バックグラウンドサービスもかなり削減されている模様。何とEdgeも無い。

Microsoftストアアプリはあるのでブラウザなどはそこから好きなものを入れれば良いだろう。

tiny11プリインストールアプリ一覧

英語でインストールされているのでまずは言語設定。
Time & language⇒Language & region⇒Add a languageで日本語を追加。入力などもダウンロードして追加して再起動。
Windows 11 言語設定 日本語追加

ちなみに私は基本の入力を入れ忘れた。
後からインストールして入力言語も日本語にすることが出来た。
Windows11 日本語言語設定 画面

インストール完了。快適とは言えないものの、絶対Windows11が動かないであろうショボスペックでもそれなりに動く。オフィスソフトはないのでOnly Officeを入れて動作確認。オフィスソフトは快適に動く。このCPUはVRAMがないので動画視聴には向かないが辛うじて動画も動く。
Windows 11 システム情報:Celeron、4GB RAM

最後に注意したいのは、カスタムOSを使うのは完全に自己責任。普段使いにするのは今後のMicrosoftアップデートの可否も含めてオススメはできない。

眠っているPCを普段使いにしたいのならLinuxをオススメする。

先月からAmazonが新サービスを展開している。

Amazon Haul


Temuなどへの対抗だろうか。とにかく安い激安商品が多数。

Amazonアプリにhaulへのリンクがあり、アクセスするとプチプラ商品がわんさか。

へ〜と思いながらサイト内をウロウロしていると…

ん?!なんだこれ?!


Amazon Haul 115-in-1ドライバーセット

私の持っているドライバーセットにそっくり。

そしておかしいのは価格。見たことがない値段設定。


キャンペーン中らしく、商品の数などで割引も適用されるらしい。

この商品には『無料配送 ¥1』の文言が。無料なのに1円という矛盾には突っ込まないでおこう。


調べてみるときちんとAmazonのサービスらしいので、ネタのために85円は捨てるつもりで購入手続き。

何とちゃんと商品が届いた!


Amazon Haul ドライバーセット

Amazon Haul ドライバーセット

製品一つ一つは作りが甘く、B級品C級品を間に合わせで詰め込んでいる感じ。
まぁでも使えなくは無い。

私が購入した少しあとに商品ページを見ると商品は売り切れになっていたのだが、今日改めて見てみると販売条件と価格が変わって在庫補充されていた。

調子に乗ってまたウロウロしていると、同じく85円でラチェットハンドルが売っている。

今みると価格が上がっていた。売れると思った業者が価格を釣り上げたのだろう。10倍以上の価格になっていたがそれでも安い。

実際のところは実用に耐えられるものとは考えていないが、使い捨てくらいのつもりで使う分にはよいだろう。
私のように高頻度で使う人にはオススメできないが、稀にメガネのネジを締める程度に使う人はこの程度の品質の商品でも良いのかもしれない。

※要点のみ書いているので質問などがあればコメントにてご連絡ください。

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Windows10がサポート終了して、Linuxの需要が高まってきた昨今。

つい先日はZorinOSのダウンロードサーバーが混みあってisoファイルがダウンロード出来ないなどといった小事件もあった。

ZorinOSやLinux Mintあたりは使い勝手もWindowsに近く、操作に違和感がない辺りが人気の理由だろう。


DistroWatchを見るとそれ以外にも最近台頭してきたディストロがある。

AnduinOSもそのひとつ。


AnduinOSがランクインしたLinuxディストリビューションランキング

見た目がWindowsに似ているディストロは幾つかあるが、コレは試したことがなかったので触ってみることにした。

まずは公式サイトへ行ってisoファイルをダウンロードしてくる。 AnduinOSのデスクトップ画面とインターフェース

Ventoyでブート用USBを作成し、いつもの手順でインストール。

AnduinOSのロゴとローディングアニメーション

AnduinOSインストール画面:ようこそ


ウム。レイアウトなどは完全にWindowsに寄せている。デスクトップ環境はGNOME。
KDE好きの私としては少し不満だが、見た目のカスタマイズならばGNOMEが最適解。
AnduinOS デスクトップ画面

日本語入力も最初からmozcが入っているので、設定からキーボードレイアウトなどを少しいじれば問題なく日本語入力が可能。mozcは何故か2つ入っているので1つは設定で削除。
AnduinOSの日本語入力設定画面

Super key(Windowsキー)を押した時の挙動はまさにWindows11の様相。
AnduinOSのデスクトップ画面とアプリ一覧

インストール直後にストレージの中身を見るとものすごく軽いOSだということが分かる。
9GBしか使っていない。
Linuxファイルマネージャーのデバイスと場所
問題点としてはアプリのインストールが初心者には少し難しい。
ソフトウェアをインストールしようとソフトウェアアプリを立ち上げるとブラウザが開き、書いてあるコマンドをコピーしてConsoleにペーストして実行するという仕様。
exeファイルをダブルクリックしてインストールというやり方に慣れている人にとってはなんのこっちゃ?の作業。
しかしながらsnapやflatpakもインストールは出来るので、上から順にインストールしていくことが出来ればアプリセンターがインストール出来るので、MicrosoftStoreのようにGUI操作でのソフトのインストールが可能になる。

ブラウザ版だがMicrosoftOfficeも使うことが出来る。しかしながら私はLinuxに関してはOnlyOffice一択。
MS-365-Electronインストール中画面

ファイルマネージャーはdolphinが好きなのでアプリセンターから探してみたが存在しなかった。コマンド操作でインストールは可能だったのでKDEconnectと共にインストール。
環境はかなり整った。

Linuxの最近の進化は凄まじく、一昔前のコマンド操作はほとんど必要なくなった。
そもそもコマンド操作って何?という人が大半だと思う。Linux初心者にはオススメできない。
しかしながらコマンド操作で様々なことが出来るということがわかっている人であれば悪くない選択肢。ちなみに私もコマンドなどほとんど知らない調べてコピペする程度の人間。

しかしわかっている人ならばWindowsの見た目に寄せることを必要としていなさそうなので、この子を選ぶ事は少なそう。
初心者はZorinOS 18がいいかな。