プラスチックの加工方法はいくつかあるが、圧倒的に多いのが射出成形。
数ミリ角のペレットと呼ばれる状態のプラスチックの粒を成形機に投入し、溶融させ、粘度を持った状態で金型の中に射出する。
射出の際に金型にかかる圧力は1cm²辺り500~1500kgfというとんでもない値になる。なので5cm×2cmの面積の製品を得ようとすると5~15tの力が金型にかかる。
つまり金型をそれ以上の力で押さえつけていないと射出の圧力で金型が開いてしまう。
射出成形機は金型をとんでもない力で締めている。100t成形機は文字通り100tの力で金型を締めることが出来る。100kgのデブが1000人乗っかっているのと同じ力。イナバ物置もびっくりだ。
成形機は大きく射出装置と型締装置に別れており、型締装置は前述の通り、射出装置は最大で秒間500mm程の速度で射出することが出来る。1000mm/sec越えの速度を出せるものすらある。それだけの速度で打ち出さないと充填ができないものもあるということ。
粘度を持った物質をそれだけの速度で押し出すので、型は硬い金属でなければ受け止められるわけが無い。
当然射出の勢いと圧力で壊れることもある。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240714/23/ikegish188/71/a1/j/o0960072015463168288.jpg?caw=800)