こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

あっという間に6月がスタートしましたね!
先月末に木村自身も体調を崩してしまったこともあり、月の頭で改めて体調に気を付けながら、生徒の皆さんとレッスンを頑張りたいと思います。(ご心配いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました!)

さて4月の進級からまるまる1ヶ月が経過し、生徒の皆さんの中には「お兄さんお姉さんのクラスはやっぱり難しい…」「自分はへたっぴかも…」と感じ始めている人もいるかもしれません。
またその不安から「頑張れるかな…」と新しい不安が生まれてきてしまう人もいるかもしれません。
そんな時に「大丈夫、出来るよ!」という声がけで勇気を出せる人もいれば、簡単な励ましの言葉が逆に重荷になってしまう人もいます。

実際に進級するということは、レッスン内容が難しくなるということですし、お兄さんお姉さんクラスの生徒としての立ち居振る舞いもよりふさわしいものに成長させなければいけません。
ですから、難しく感じて「当たり前」ですし、不安に思ってしまうことがあっても「当たり前」なのです。

不思議なことに人間は小さかった頃のことや、弱かった頃のこと、出来なかった時のことを少しずつ忘れていってしまうので、その時感じていた不安や心配についても、そのネガティブな印象より「頑張って乗り越えた」というポジティブな印象の方が残っているようです。

ですが、それは乗り越えたからこそ言えることで、「今、ここ」で不安や心配を感じている「当事者」としての本人にとっては、やはり不安や心配そのものにとらわれてしまうことも多いでしょう。
特に子どもたちの場合は、バレエに限らず生きている年数や経験値が少ないですから、今まで出来ていたと思っていたことが通用しない時にはショックを受ける人もいるかもしれません。

みなとシティバレエ団附属池上バレエスクールでは、子どもたちの心身の成長を見守りながら、そして子どもたちの成長に適したレッスンを提供することで、より健やかな子どもたちの成長をあと押ししていくべく努めております。

不安に思ったり、心配することは悪いことではなく、より良くなりたい!と思う気持ちの裏返しです。そのためにもレッスンを通じて具体的な取り組みを経験しながら、成長出来る実感を得てほしいなと思います。(木村)