先日の某番組で

草刈正雄さんのお嬢さんの紅蘭さんと初共演しました

ん~、なんだか感慨深い


紅蘭さんのお父様、草刈正雄さんとは

1976年、当時、私は17歳の時

原作 室生犀星の「あにいもうと」

          今井正監督・姉   秋吉久美子さんが もん  

          草刈正雄さんが兄  伊之吉 

          私が 末の妹 さん


の3兄妹のお話、映画でご一緒してから

共演のご縁は無いのですが当時草刈さんも20代⁉


いやはや、年月は確実に経っているんだなあと実感❗


元気で明るく人懐っこい紅蘭さん

「パパに池上さんとご一緒した写真見せたいから一緒に撮って良いですかー❔」

とロケバスの前でパチリ📷


さて、草刈さんは写メ見て、

どう思われたでしょう⁉(笑)


多摩川の土手でのロケは暑く埃っぽかったなあー。


東宝のセットで理由を仰らずNGを出される今井監督、何十回も本番演った3兄妹の喧嘩のシーン照れ

蘇る記憶キラキラ脳みそキラキラ懐かしい…







解説
心の底では深く愛しいながらも、互いにつけあい生きていく兄と妹の姿を描く、室生犀星同名小説3度目の映画化脚本は「怪談」の水木洋子監督は「小林多喜二」の今井正撮影は「動脈列島」の原一民それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ある夏の暑い日、川べりの家に、街の工場住み込み働きに出ていたもんが、妊娠して帰って来た。トラック運転手をしている兄の伊之吉は、あらんかぎり悪態をついてもんをののしった。かつて川の護岸工事親方をしていたことを誇り生きている、今は落ちぶれてしまった父の赤座また、もんを冷たく突き離した。口ごたえせずに耐えるもんをやさしくかばうのは、母のりきと妹のさんだった。ある日子供を堕ろせ、とつめよる伊之吉に我慢しきれないもんは、りきとさんが止めるのを振り切って家を飛び出した。以来、もんからの便りはとだえ、伊之吉は毎日のようにもんの写真を持って盛り場を捜し歩いた。その頃、もんはストリップ小屋売子として暮していたが、些細なことから流産してしまった。ある日、もんを妊娠させた男、小畑川べりの家を訪ねた。子供は堕ろしてくれたか、とたずねる小畑赤座はすっかり失望し、もんが流産したことを伝え、家から追い出した。その小畑を伊之吉が帰る途中に掴まえ、殴り、蹴倒し、さんざんな目にあわせた。そして自分がもんを小さいころから可愛いがり、いかに大切な妹であるかを聞かせるのだった一方、末の妹のさんには互いに好きあっている一という男がいるのだが、彼が養子のためにひけ目を感じて、親のすすめる縁談断わりきれず、さんの気持裏切って結婚することになったのだった流産してからのもんは水商売世界転々とした。派手なパラソル、炎のような髪の色、体の線を強調したドレス、きつい化粧久しぶりに家に帰って来たもんは、もうどこから見て商売女だった。それでも母や妹の前で土産を広げて雑談に興じている時は、昔ながらのもんにかえっていた。そこへ伊之吉が帰って来た。悪態をつく伊之吉を無視していたもんだが、伊之吉が小畑さんざんな目にあわせたことを知ると、逆上して食ってかかるのだった。伊之吉は家を飛び出したが、土手登る彼の頬を涙が伝わっていた。翌日橋を渡って帰るもんとさんの後から、伊之吉のトラック追いかけてきた。「バカ! どこへ行くんだ」「バカだけ余計だ」「早く、乗れ!」「乗ってやろう」兄と妹を乗せてトラックが走る。「帰って来るんだぞ! 遠くへ行くなよ」ハンドル握りながら、ポツリと言った伊之吉の言葉に、もんの顔が涙でくしゃくしゃになっていった