━━━2023/5/21━━━━━━━━━━━━
こんにちは!池田貴将です!
本日は
『人を動かすためには、「違い」を何度も経験しよう』
の続きついてお話しします。
私たちは、
なぜイライラが生まれるのかを理解しなければなりません。
それは、相手の問題ではなく、自分の問題なのです。
ひとのことを深く知っていくプロセスの中で、障害になるのは、
自分の知らない自分自身なのです。
どういうことかというと、
たとえば、あるひとの仕事に対する発言や態度にイライラするのは、
実は、自分が仕事に対してどのようなスタンスで取り組んでいるのか。
それが、明確に分かっていないためです。
逆に、自分のスタンスがハッキリと分かっていれば、
相手がどういうスタンスなのかが分かり、
相手と、どのようにコミュニケーションをとったらいいのかがみえてきます。
つまり、
イライラが生まれるのは、「違い」がそこにあるからなのです。
白と黒の違いがあるから、意見はぶつかるのです。
しかし、多くの人が、
自分が白で、相手が黒だということさえも分かっていないのです。
相手が黒だということを知るためには、
自分が何色なのか、ということを知ることが先なのです。
相手の言動についてイライラするのであれば、
相手と同じ立場に自分がなったら、
どういうことをするのかということを考えてみてください。
相手の行動や態度をそのまま受け入れようとするのではなく、
自分の場合だったらどうするのか、それを考えてみることが大事なのです。
すると、自分のスタンスがハッキリしていきます。
そして、スタンスがハッキリするほど、相手のスタンスもみえてきます。
*
人と深くつながるためには、違いに気づくことは、通過点です。
表面的には合うと思っていたのに、途中で違いにぶつかると、
びっくりするかもしれません。
しかし、それは順調なサインなのだ、と自分を冷静にさせてください。
自分との違いが出てくるということは、
それだけ相手が「本当の自分」を出している、というサインでもあるのです。
コミュニケーションとは、異なる世界観で生きている人たちのために存在しています。
「こんな風に違うんだ」という違いが分かるほど、
「じゃあ、こう言えば伝わるかもしれない」とコミュニケーション力が上達します。
「何度言ったらわかるんだ」と言うひとは、多くの場合、
「相手と自分の違い」に気づいておらず、そのほとんどは、
「自分の考え方のクセ」も知らないし、「相手の考え方の特徴」も把握していないのです。
相手の世界観を理解することが、影響を与える最初のステップです。
そのためには、何度も「違いを経験する」ことで、
自分を知り、相手を知ることが大事だ、ということです。
相手と自分との違いに、上手につき合えるほど、
コミュニケーションも上手になり、影響力も上がるようになります。
少しでもヒントになったら幸いです。
池田貴将
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