━━━2023/3/18━━━━━━━━━━━━
こんにちは!池田貴将です!
本日は
『「とにかくやってみよう!」の極意』についてお話しします。
さまざまなビジネス書で繰り返し語られるメッセージは、
「とにかくやってみよう!」というものです。
ところが「とにかくやってみよう」という教えは、
その極意がごく一部の人にしか届いておらず、
多くの人にとても誤解されているので、本日解説していきます。
ぜひ部下や組織をお持ちの方は、「とにかくやってみる」という意味を、
しっかりと理解させると、チーム全体のパフォーマンスがアップするでしょう。
▼極意1:やり方を考えられるほどの「素材」がない
人の脳の中には「レファレンス」という、
物事を考えるときに、参照する枠組みがあります。
例えば、
「今日の晩御飯は、何食べたい?」と質問されたら、
あなたは自分の経験から、食べたいものを検索します。
この時、あなたの頭に浮かぶものが「レファレンス(参照枠)」です。
ある人にとっては、洋食中心の人もいれば、お寿司や和食の人もいれば、
マクドナルドなどのファーストフードの人もいれば、ラーメンという人もいるでしょう。
事前に、頭の中で、選択肢が浮かぶことが必要なのです。
だから、やったことがないものは、
「どうやったらうまく行くか」を考えようとしても、経験値という「素材」がないので考えられないのです。
覚えておいてください。
「考えてもよくわからない時は、考えるための経験値が不足している」
だから、「とにかくやってみよう」という答えになるのです。
▼極意2:やったことのあるものは、「使える記憶」に入れやすくなる
「スターバックスのロゴ」を何度も見たことがある人に、
「スタバのロゴを知っていますか?」と聞けば、「当然だ」と言うでしょう。
でも「じゃあスタバのロゴを書いてみてください」と言われると、
ほとんど書けません。
しかし、ロゴのデザイナーをしている人に、
「スタバのロゴをかけますか?」と言えば、即座に書けます。
理由はシンプルで、
「いつもロゴを書いている人は、
新しくロゴを見れば、きちんと「使えるように記憶」するからです」
一方、ロゴを書いたことがない人は、
漠然と記憶しているだけで、いざ使おうとしても使えません。
ここがポイントなのです。
人は、やったことがないことについて、いくら情報を仕入れても、
その情報のどこが重要で、どこが重要じゃないのかが分からないのです。
だから、とにかくやってみる。
すると、
「ここがわかってないと、失敗する」
「ここをもっと詳しく知れば、上手にできるようになる」
というように「欲しい情報」がわかっていくのです。
つまり、やってみれば、どんな知識・情報が重要かがわかるのです。
それが「使える記憶」です。
「とにかくやってみよう」というのは、
マインドセットの話ではなく、学習速度を高めていくための重要な戦略なのです。
だから、絵の鑑賞をより楽しみたければ、絵を描いてみればいい。
音楽の鑑賞をより楽しみたければ、楽器を習ったり、作曲をしてみればいい。
やってみたことがある人は、気づきも面白さも喜びも、
そして何より吸収力が桁違いにアップします。
少しでもヒントになったら幸いです。
池田貴将
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