━━━2022/7/5━━━━━━━━━━━━
こんにちは池田貴将です！
本日は
『本物のリーダーがしていること』
についてお話しします。
あなたは「ポーン」か「オリジン」か。
心理学のモチベーション理論のなかには
「ポーン（チェスのコマ）」と
「オリジン（チェスの指し手）」という区別があります。
ひとは自分で決めて動いていると感じているか、
誰かのコマになっていると感じているか、
それによってモチベーションが変わる、というものです。
自分が主体となって、自ら行動を起こしていれば、やる気は上がります。
一方、誰かの指示・命令で駒のように、
操られていれば、やる気は下がります。
これは職業や地位によって決まるわけではありません。
個人事業主やフリーターのように、
自分で働き方を決めることができるひとでも、やる気がない人はいます。
一方、工事現場や厳密な指示と命令で
動いている人たちでも、やる気がある人はいます。
上司がいるかどうか、命令されているかどうか、という
外部環境がポイントではないのです。
重要なのは、その人が「基準」を
どこに設定しているか、ということです。
人生をどういうレベルで生きようと決めているのか？
仕事をどういうレベルで働こうと決めているのか？
「自分はこのラインで生きる・働く」というラインが基準なのです。
その基準が環境や周囲がもとめている働き方や生き方よりも低ければ、
ひとはコマのように働かされているような気分になりますし、
基準が環境や周囲の働き方や生き方よりも高いと、
ひとは自らの手で人生やビジネスをつくることができるのです。
「周囲があなたに求めるレベル」よりも、
「自分が自分に求めるレベル（基準）」が
高いとひとは充実感を感じるのです。
＊
「 基準 」と「 ゴール・目標 」を
同じものだと考えてしまうひとがいますが、
本質的にまったく異なるものです。
ゴールとは、「これを実現したい」という願望や理想ですが、
基準とは、「最低でもこれをやる」という自分に求める最低ラインです。
ゴールは実現できなくても「できなかった残念だな」で終わりますが、
基準は下回ったら
「ありえない。こんなのは自分じゃない」と感じるラインです。
アンソニー・ロビンズは次のように言います。
「 その人が人生で何を手に入れているのか、
どんな人生を送っているかは、
その人の過去によって決まるわけではなく、
その人の夢や理想によって決まるのではなく、
その人の基準によって決まるんだ 」
つまり、いくら高い目標を掲げていても動かない人は、
「 まぁ最低でもこれくらいやればいいんじゃないか 」という
「最低限のライン」が低いのです。
あなたは今日「最低でも」どこまでやろうと思っていますか？
それによって、同じ状況にいても、
「こんなんじゃ帰れない！」と言うひとと、
「ここまでやれば十分でしょ」と言うひとがうまれるのです。
「まだまだ最低限のことしかできていない」と反省する人と、
「わたしはこんなに頑張っている」という
アピールをする人にわかれるのです。
マネジメントの父 ピーター・ドラッカーは次のように言います。
「 リーダーシップとは、仕事以外のなにものでもない。
基準を設定し、それを守らせ、維持する、という仕事だ。 」
基準を設定するとは、自分に「ルール」を設定する、ということです。
自分で決めたルールは、いずれ習慣になり、その人の人格になります。
ルールは、自分の人生のレベルを高めてくれますし、
自分の人生を安定させ、守ってくれます。
まとめると、
人生にはゴールも基準も両方必要です。
「こうなったら最高だよな」という思わず
今すぐ動きだしたくなるゴールと、
「最低でも今日ここまでいこう」という最低限のラインである基準。
この２つを手にしているひとが、
人生とビジネスをどんどん飛躍させていくのです。
本日もステップアップして参りましょう！
少しでもヒントになったら幸いです。
池田貴将
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