「 成長するために、できるだけたくさん本を読みたい。
でも、成長のためには、行動すべき。 」
ぼくはこの思考で生きてきました。
この言葉でもわかるように、本は「読みたい」んですよね、
でも、行動は「すべき」となっている。
結果的に、この思考をしているときは、
本ばかり読んで、行動はなかなか起こせず、心のなかは葛藤ばかりでした。
起業をしてからのぼくの成長は、
この葛藤をどう解決していくのかと向き合ってきたプロセスでもあります。
頭ではわかっているのに、
行動がなかなかできなかったぼくが、心理学に興味をもったのも、
なかば自然な流れだったのでしょう。
よく心理学を学んでいるというと、
「わたしの性格わかっちゃいますね」などと言われるのですが、
ぼくは「性格を分析するため」ではなく、
「頭にある理想や行動を現実に変えるため」に心理学を学んできました。
だから、取るべき行動がわからなかった、ということはありませんでした。
常に頭の中には「これをしたい、あれをしたい」というものがあったからです。
でも、行動にはなかなか起こせませんでした。
だから、必然的にぼくが心理学を学ぶときの問いは、
「 わかっているのに行動できないのはなぜなのか?
どうしたら行動できるようになるのか? 」
という問いでした。
自分に関係するような場所だけ、さまざまな本を虫食いのように読み続けました。
さまざまな講演でも、
「なにをするか」ではなく、「なぜその人はそれができたのか」という「行動にうつるまでのメカニズム」を聴いていました。
世界的なアンソニーロビンズのセミナーに参加し、
吉田松陰の書に心を打たれて、さまざまな東洋思想を学んでいるときも、
ずっと興味は「行動をうつすひとのメカニズム」でした。
ひとつ、ひとつ、それらを学び、実行するたびに、
行動がかわっていきました。
行動を起こすことへの抵抗がなくなりはじめた今から8年前に、
そのための考え方を「21日間メールセミナー」という形でまとめました。
そして今は、最新の研究や実践のなかで明らかになってきている法則を、
チェンジ・ザ・ワールド・カレッジという池田貴将会員制度で毎月お届けしています。
今、こころから思っていることは、
「なにをするか」と「それをするやる気」を手に入れると人生は変わる、ということ。
たくさんのひとが
「思ったらすぐにそれを行動にうつすことができる」
「うまくいかなくても、すぐにそれを未来への糧に活かすことができる」
「周りの人たちを引き上げることができる」
というようになることに、これからも全力で取り組んでいきたいと思っています。