「忙しくて学ぶ時間がない」と言うひとがいます。


日々の業務や、お客さんからのメールの返信などで、学ぶ時間がない、と言うのです。

それが真実かどうか、それが正しいのかどうか、

すべてはその人が「何を目指しているのか」ということによって決まるので、

一概に判断してもしょうがないですよね。


先日、わたしと一緒に仕事をしているチームメンバーに、

「日々の仕事が忙しくて、学ぶ時間がとれない」という話を良く聞くと言ったら

おもしろい返答が返ってきました。


「 学べないなら、寝なきゃいいんじゃないかな? 」


・・・・・ いやいや!!!!

聞いたときは、笑って吹き出してしまいました。

「なんで!?」と聞いたら、

次のように答えました。

「 だって、学びたいんでしょ? だったら学ぶしかないでしょ。
  学ぶって決めたなら、学ばなきゃ。寝なければいいだけだよ 」

もはや、理屈にすらなっていないように思いましたが・・・


でも、よくよく考えれば、彼の優先順位は、「学ぶ > 寝る」なんですよね。

いや、もっと正確に言うと「自分で決めたことが最優先」なんです。


寝る、というのは別の言葉でいえば「過去の習慣」です。

つまり、「自分で決めたこと > 過去の習慣」という流れをつくれたら勝ちなんです。


だからポイントは、「~しなきゃ」という義務感だと人のもっている力は減る一方なので、

「どうしても~したい」という欲求を中心にすることが大事です。



ちなみに彼の答えを聞いてわたしは、「 おれなら、仕事を減らして、学ぶ時間を確保する 」と答えました。
もちろん「なんで!?」と聞かれました。

それには次のように答えました。

「 目の前の成果より、3年後の成果のための学びの方が大事だから。
  今の忙しい仕事の中には、目先の成果のためだけの仕事が必ずあるはずだから、
  それは失ってもいいから、学びたいと思うものを取るよね 」


みんな自分の優先順位にふさわしい結果を手に入れるんですよね。


池田貴将

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