隣のひとが、なんの疑問ももたいないことに、
あなたは、疑問をもつことがあるかもしれない。

周りのひとたちが、みな気にしていないことを、
自分だけが気になって仕方がないときがあるかもしれない。

なぜ他の人が気にならないことが、気になるのか?
なぜ周りが疑問に思わないことが、疑問に思うのか?



自分の中の「疑問」に敏感になる。
新しい世界はそこから生まれる。

周りのひとが見ている世界と、
あなただけが見ることができる世界は違う。

ある偉人の言葉に次のようなものがある。

「 常識のある人は、世界に自分を合わせる 」

なるほど、その通りだ。

みんなが見ているものに、自分も合わせていく。
みんなが、赤と言うのなら、それを赤だと思おうとする。

みんなが、仕方がないと言うのなら、それは仕方がないと思おうとする。

そして、さきほどの言葉には続きがある。

「 しかし、偉人は、自分に世界を合わせようとする 」

その通りだ。

それは、自分の見えている世界の方が、今の退屈な世界よりもおもしろいと思っているからだ。

今みんなが経験している世界が不自由だから、自分の見えているもっと自由な世界をみせてあげようとしているからだ。



この「偉人」を「リーダー」と置き換えてもいい。

リーダーは、ビジョンを描く。

それは、「現状の世界よりも、もっと面白く自由な世界」だ。

それがビジョンだ。

日付が先のものがビジョンではない、
お金の金額が大きいのがビジョンではない、

ビジョンの最も大事な要素は、

「 今、多くのひとが見ている世界よりも、

  ほら、おれが見ている世界はこんなにもおもしろいんだぜ 」

という「 自分に周りを合わせよう 」とする姿勢だ。



つまらない世界なら、おもしろい世界を想像しよう!

まずはそこから全てがスタートする!



池田貴将


かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂 ー吉田松陰

おもしろきこともなき世を おもしろく   ー高杉晋作