ルバートからインテンポになる際の説明 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

ルバートからインテンポになる際の説明

ルバートからインテンポになる際、

伴奏者に伝えることは

(1)どこから(2)誰が(3)どのように

の3つです。

ヴァースをルバートで

コーラスからインテンポになる

というケースは多いです。


ただ、

その説明が適切に出来ない方が少なくありません。


伴奏者が必要な情報は

(1)どこからインテンポになるか

(2)誰がその場でテンポを決めるか

(3)どのような手段でインテンポにするか

の3つと言えます。


ルバートからインテンポへの移行という意味では

この3つの情報が必須で、

逆にこれ以外の情報は不必要です。


<(1)どこからインテンポになるか>

ヴァースの最後の方から、

ヴァースが終わってから、

コーラスの始めから、

などが考えられます。


(2)誰がその場でテンポを決めるか

「その場で」というのは

曲が始まってインテンポになる際に

誰がテンポを決めるか、

という意味です。

伴奏者が「その場で」テンポを決める際も

事前にボーカリストがテンポを示すことは

しておく方が良いでしょう。


(3)どのような手段でインテンポにするか

口頭でカウントをする
(↑あまりカッコ良くないですが)

手を振って合図をする
(↑これもやり方によってはカッコ良くないですが)

メロディーの演奏でテンポを示す

コーラスに入る前にイントロを挟む

などが考えられます。


<まとめ>

重要なポイントですので再度申しますと、


ルバートからインテンポになる際、


伴奏者が必要な情報は

(1)どこからインテンポになるか

(2)誰がその場でテンポを決めるか

(3)どのような手段でインテンポにするか

の3つと言えます。


手持ちのレパートリーで

ルバート→インテンポのアレンジをするものについて

どのような説明をしていますか?


上記3つは含まれていますか?

逆に上記3つにないものを含んでしまっていませんか?


ぜひ確認してみましょう!



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