いまさら聞けないジャズ演奏の常識 〜 4バース、8バース(6) | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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に続きその6。



ソリストが3人の場合、


例えば前回の

トランペット+サックス+ピアノ+ベース+ドラム

という編成で、

ピアノまで回すケースを考えてみましょう。


トランペットから

8バースが始まるとして

32小節の曲だと、

コーラスの始めに

トランペットに回ってくるとは

限りません。


<1コーラス目>

トランペット 8 Bars
ドラム 8 Bars
サックス 8 Bars
ドラム 8 Bars


<2コーラス目>

ピアノ 8 Bars
ドラム 8 Bars
トランペット 8 Bars
ドラム 8 Bars


そして次のコーラス。

もう2コーラスも

8バースをしたので、

そろそろ8バースは長いかも

という感じになっているかもしれません。


但し次のソリストはサックスです。

順番的には半端ですが、

サックスの権限(?)で

4バースにすることも可能です。


通常4小節で演奏をやめれば

自動的に4バースになります。


直前にリーダー的な役割の人が

サックスに4バースにするように

指示することも出来ます。


あまり粋ではありませんが、

初心者セッションの場合は

大仰に「4」と示して

4バースに変えるのも

ひとつの方法でしょう。


<3コーラス目>


サックス 4 Bars
ドラム 4 Bars
ピアノ 4 Bars
ドラム 4 Bars
トランペット 4 Bars
ドラム 4 Bars
サックス 4 Bars
ドラム 4 Bars


ここで、

もうそろそろテーマに戻ろう

という感じになったとします。


その場合は

テーマを演奏する人など

リーダー的な役割の人の指示で

後テーマに戻ります。


このように

メンバー全員が

音楽の状況を察知しながら

調整していくことで

無駄にドラムとの交換が

長引くことを防ぐことが出来ます。

引き続きご覧下さい。

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