ジャズボーカルのためのアマチュアバンドの勧め | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

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前回の記事 は楽器対象で、
仲間内のセッションやバンド練習だけではなく、自分より上手な人と演奏することを勧めるものでした。

プロのセッションホストバンドが入っているジャムセッションであっても、参加者が多い場合は、プロがアンサンブルに入らず参加者のみでセッションする場面が多くあります。
これでは上級者との手合わせという意味では不十分です。


一方ボーカルジャムセッションは、
一流のメンバーの伴奏で歌う環境が整っている場合が多いです。

もちろん、
クオリティーの高い演奏に包まれて歌うことが出来るのはたいへん有意義なことです。

しかし、
自分の歌が大きな失敗をしたとしても、
また、バンドへのディレクションが不十分であっても、
何事もなかったかのようにサポートをしてもらえるので、
自身の問題点が顕在化しないことが多々あります。

そのことで、
実際は出来ていなくても、
自分は出来ている、
という勘違いが生まれがちです。


そこで私がお勧めしたいのは、
アマチュアの方であれば、同じアマチュアのメンバーと、
新人のプロボーカリストであれば、若手のメンバーと、
バンドを組むことです。

きっと、歌伴に長けている一流プレーヤーのような演奏は出来ないですし、
リハーサルを進めるにあたっても、上手くいかない点が多いはずです。

スムーズに進行しない分、メンバー間のコミュニケーションが必要になってしまいますが、
正にこの作業こそが、音楽をつくることであり、重要であると私は考えます。

このことで、
全てをお膳立てしてもらって、ただその上に乗っかるだけのものから、
真の音楽の制作へと変わります。

一流のプレーヤーの方が演奏の体裁を整えられるのですが、
たとえ不格好であっても、バンドの組織力で生み出される音楽には、一流の演奏に匹敵するようなパワーがあります。

音楽に取り組む以上、ぜひこれは体験してもらいたい点です。


ただ、前回の記事 のように、
仲間内だと演奏がなあなあになってしまうことを気をつけなければならないのは、
ジャズボーカルであっても同様である、ということは付け加えておきます。

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