公共施設の老朽化は全国各地での共通課題であり、調布市でも以前から複数で運営していたクリーンセンターをどのように建て替えるか、早くから検討されていました。

 具体的には三鷹市との共同運営ができることとなり、その跡地の活用として、本視察の対象となった施設を建てることになりました。市有地であるため、定期借地権(30年)を活用し、敷地面積全体の賃料を払ってもらい、行政として活用する部分はテナント料を支払うことを前提に計画づくりが始まったそうです。

 地元住民への丁寧な説明を行ない、民間活力の活用をするため、行政として必要な3つのコンセプト「地域ニーズ・行政課題・超高齢社会の課題」を盛り込み、公募型プロポーザルを行なうことになりました。7~8社に概要を説明するなかで2社が応札し、結果的には1社が辞退しましたが、民間活用による複合型施設が今年4月にオープンすることになりました。

 視察時間が平日昼間であったため、利用者が少ない印象でしたが、土日になると飲食店や家電量販等がいっぱいになるとのこと。コロナ禍で非接触式のエレベーターを取り入れたり、木材をふんだんに取り入れることで、安心して施設を利用できると好評を得ているようです。

 高齢者が集う施設であるために、カラオケや浴場を入れて、皆さんが出かける場所ともなっています。

 

 課題としてはまだ、テナントに予定している医療機関が入っていないことと、予定していた利用者数が来ていないため、協議しながらイベント等を検討しているとのことでした。