今回の行政視察は、DX推進を進めている高松市・善通寺市の2市にお邪魔し、先進的に実施しているノウハウやご苦労等の話を伺うことができました。

2市ともに共通しているのは、人口減少社会を迎え、持続可能な自治体運営に課題があります。

これは池田市を始め全国の地方自治体も同様の課題です。

 

【善通寺市】「生成AI活用による固定資産税業務の効率化について」

従来は、AI・衛星写真を利用して固定資産の現況確認を行なっています。

少ない職員数で申請された固定資産の課税評価を実施しており、さらに無届建築等の速やかな検出と評価が課題であったとのこと。

従前は市内全域のパトロールで目視確認をし、8市町合同でセスナからの航空写真で最新のものと過去の写真を比較していたが、手間と時間がかかっていました

そこで、AIによる衛星画像の高解像度化が30㎝から15㎝までの解像度があったことから、産官学連携のプロジェクトチームを立ち上げ、精度向上、インターフェイスを整理して汎用性の高いシステムの開発を実施することになりました。

「生成AIに分析させるー人間がチェックーAIが分析ー人間がチェック」この繰り返しを手動で行なうことで、AIが学習し完成度を高めていきました。

その結果、費用が抑えられ業務改善が見られました。生成AIをインターネットにつなぐくこともないので個人情報流出の心配がなく、業務結果をそのまま学習素材として生かすことができ、固定資産税業務を遂行しやすくなっています。

 

今回は1業務にAIを活用していますが今後の展望としては、人材育成・職場環境整備・AI時代に求められる職員の能力をどのように確保し、市民サービスを提供できるかが今後の地方自治の宿命であるとお話をしていただきました。