11月18日、標記研修会が開催されました。

 

講師は、大阪大学特任教授の澤芳樹氏が登壇し、「医学のレジリエンス~みらいへの挑戦と貢献~」と題し、講演が行われました。

 

大阪は緒方洪庵の私塾である「適塾」に端を発する大阪医学の伝統を未来へ受け継がれている「DNA」があると強調されました。

先人の緒方洪庵の「世のため 人のため 道のため」や医学博士でもあった手塚治虫氏の漫画「ブラックジャック」にある「医者は何のためにあるんだ」、「凡人は努力すべし」小沢凱夫教授のような信念を持ち、困難が乗り越えられるようにご自身も後進の指導に当たっているとのことでした。

「心臓病で死ぬ人がいないように今まで生活をしてきた」と公言される実績として、脳死心臓移植の成功や市立池田病院にもある「ダビンチ」のようなロボット手術で低侵襲手術の導入により、心臓手術の死亡率を改善(4.3%→0.5%)したことなどの話もありました。

そして医学の夢に向かって、大阪・関西万博でも展示されていた「iPS心筋シート」の開発に注力され、再生医療の研究を進められています。

澤氏は、日本から世界に医療を発信しないといけないと「Riskと困難 夢中のResilienceの力 その先に Innovationがみえる」というスティーブ・ジョブズ氏の言葉を引用し、人類への貢献をしていくことを力強く訴えられました。

 

最期に、会場との質疑応答の中で、医学は様々な専門分化されているけれども、原点は「総合診療」であると回答されていました。