大阪広域水道企業団議会において、標記両施設の視察に行かせてもらった。
【村野浄水場】
大阪広域水道企業団としては、大阪市を除く大阪府下全域に水道水の約7割を供給している。そして企業団としての供給量の約8割がこの「村野浄水場」で占めている。
枚方市の400m×800mの広大な土地に「平面系浄水施設」の2系統、世界でも珍しい「階層系浄水施設」の1系統でおいしい水を作っている。この「階層系浄水施設」は池田市の「古江浄水場」で採用しているが、規模が格段に異なっている。
桂川・宇治川・木津川の3流域から流れてきた淀川の取水口から取水し、様々な作業工程を得て各市町村に送水されている。
池田市では先の「古江浄水場」で送水されているものだけでなく、5%が「村野浄水場」で作られた水をブレンドして、池田市民に提供されている。
【水質管理センター】
村野浄水場と同じ施設内にある。府下に600㎞の管路があり、53地点で取水してきたものを200項目以上の項目で定期検査している。
最近あちこちで環境に関していわれている「PFAS」や「PFOS」などフッ素化合物も検査しており、府民に安心安全の水を提供している。
現場で出来たての「水道水」を飲ませてもらったが、美味しく頂けた。平成10年に高度浄水施設ができたことで、以前のような「カビ臭」のある水ではなく、水道栓をひねれば、大阪府下どこでも美味しい水が供給されるようになっている。
日本全国の課題であるが本施設も老朽化のため、「平面系浄水施設」の1系統の更新工事を行なっている。
今後の人口減少にあたり、「階層系浄水施設」の更新は予定されず、使用できるまでは小規模な工事・修繕を行ないながら使用していくことになる。また、上下水道管の老朽化も否めず、この更新をどのようなスピード感で進めるのかも課題となっている。
