第8回百条委員会が3月4日に行われ、冨田市長に対し2回目の尋問を行いました。

前回の証人喚問後、本委員会の委員に市長は「調査します❗️」と言い、証言をしたと思われる職員に副市長から聞き取り調査をする、まさに内部告発者に対するパワハラ行為がありました。


これまでの調査に全職員に対するアンケートがありました。796名に配布し、745人(回収率は93.6%)から回答がありました。そのうち119人から、パワハラを受けた、見た、聞いたと回答がありました。市長は無記名を理由に「確実なものではない」と言っていましたが、所属や名前を書いて調査に協力しますと答えて下さる方、証言をしてもいいと言って下さる方も多数おられ、忙しい中、証人喚問や聞き取り調査に協力をいただきました。

そのような調査内容の下、パワハラ案件の尋問を行ないました。

①副市長に対し、3階中に響き渡るような声で叱責し辞職を求めたか

 →辞職を求めたことはない。全く事実でない。副市長の成長のために指導したと


②ある部長のことが気に食わないからと言って「懲戒処分できないか」と両副市長に言ったのは事実か

 →部長という立場で問題があった時は指導している。処分を目的としたわけではなく異動させようとしたことはない

③女性職員2人を大声で叱責し書類を机に投げ捨てた。女性職員の1人はその後1人では市長室には行けなくなるほど恐怖を抱いた

 →投げ捨ててはいない、指導した


④ある日の懇親会までの出来事で、広報に関する進言をしていた職員に、自らが忘れていたにも関わらず、他の職員のいるエレベーターホールや一般の人が通り得る市庁舎駐車場を通り抜ける間中、罵声を浴びせ続けたのはなぜか?

→記憶にないとの答え。

とここまでは複数の職員が証言したり、見聞きした事実です。パワハラではなく、あくまで「指導」とのこと。


⑤市長の後援会長からある職員に対し、「市長ともども、メディア関係に動画や画像を提供した職員だと確信している。もし提供者でなければその証明をせよ、そして真犯人探しをせよ」と言われていること。また、提供者でなくても市長の(当時の)所属政党を通じて警察・検察に告訴し「元の生活に戻れないような状況になることもありますよ」さらに「犯人として捏造される場合もあるのですよ」と、明らかに後援会長からの脅しであり、市長からの脅しとも捉えられる言葉です。その職員は恐怖を感じているが、事実か

 →まったく知らない


⑥メディア流出の犯人扱いされた職員が、元平副市長、後援会長に呼び出され、後援会長の事務所で、秘密保持契約書を3人で取り交わさせ、「犯人と認めなければ警察に告訴するが、認めれば将来を保障する」と迫っていたことを知っているか

  →市長は「職員の方から時間をとって欲しいと言われたと聞いている。契約書の件は後で知った、内容は知らない、職員を守るためにしたと聞いている」と答え自らの関与を否定。

 →先日の証人喚問では、職員を守る立場にあるとしながら秘密保持契約書に関しては脅迫されている職員に対しての行動がなく、矛盾しています。


⑦市長は「後援会長には、市政の相談役として両副市長の指導とともに市長自身のリスクマネジメントを行ってもらっている。公務、政務を問わず後援会長の指示は私の指示と思って対応するよう」職員に指示をしているとの情報を得ているが

→そのような事実はない。

→しかし市政運営に関する会議の場にこの後援会長を同席されているという事実もあり、議長から申入書を提出しています。


⑧東京出張の際、タクシーチケットを利用していること(旅費条例では最も経済的な経路を使用)や公務外の公用車の政務・私的利用に関して、私が公務と思えばすべて公務だとの発言には議場も騒然となりました。



・職員へのパワハラに関しては、「厚労省のパワハラの3要件」に自分が該当しておらず、指導の範囲だったと言及。

・自宅は2カ所あり東大阪には半分転居したと、私どもには理解できない答弁は継続。

・8月のクラスター発生時に田舎の淡路島に帰省していたとする議会答弁は虚偽で、淡路島には行ってなかったことも判明しました。


3月議会が始まっていますが、虚偽答弁や詭弁を繰り返す冨田市長から提出された議案を審議していくことになります…。