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僕はもう振り向かない事にした

帯広市で活動中シンガーソングライター池田正樹のブログ

eastern youthの札幌公演に行ってきた。アルバムのツアーもここが最後。そして二宮氏最後の日。

アルバム発売とほぼ同時に飛び込んできた二宮氏脱退の報。恐らく日本列島に激震が走ったはずだ。俺も多分皆と同じくどうするんだ?どうなるんだ?ってオロオロしてた。ネットの反応を見るにeasternではなくなるから別の名前でやれとか、見る気がしないとか。否定的な意見もチラホラ。いや、俺が続けて欲しいと思ってるから否定的な意見が目についてしまうんだろう。easternは続けるべきだと思ってる。だって、人間ドキュメンタリーなんだから。それを標榜する以上、みっともないとこあったって這いつくばったって、旅を続けるべきなんだ。いや、本人が一番わかっていると思うんだろうけど。


チケットは、取れなかった。発売日に買わなくても買えるだろうとたかを括っていた単純な俺のミスだ。しかし仕事で行けない10年来の友人が快く譲ってくれた。彼女だって行きたかったに違いない。俺と同じくらいの期間、eastern youthのファンで、心の支えにしてきたはず。


このチケットを受け取った時に俺はこのレポートを書かなきゃいけないと思った。

ブログには載せているものの、ほぼ彼女に伝えたくて書いているようなもんだ。


ライブの1週間前からなんだか落ち着かなかった。その日が、近づいてくるのがなんだか怖かった。だってね

23年在籍したバンドを離れるってどんな気持ちなんだろう?人生のほぼ半分だ。いや、自分の意思で動けるようになってからの23年だからきっと人生の殆どだろう。


当日、見れるのが嬉しいような、怖いような。微妙な気持ちのまま車を札幌に走らせる。早めに着いたので友人の店を色々周り5時過ぎに会場であるcube gardenへ。


整理番号は161番。発売当日に取ったにも関わらずこの番号。いかにこのライブが注目度が高いかを物語っている。


俺の前には80人ほどが並んでいる。土曜日といえど5時半から並べる人間はそう居ないよね。あたりをざっと見渡してもいつもライブで顔を合わせる帯広のファンの姿は見当たらなかった。みんな取れなかったんだろうか…


並んでる隣の人が音楽誌のインタビューを受けている。彼は力強く「このバンドは俺の全てです。」と語っていた。そう、そんな人の集まり。それが今日のライブだ。


普段から吉野氏はドキュメントという言葉を使う。ブログで「他人のドキュメントなんて金払ってみるもんじゃない」と意見を言われていたようだけど。俺も歌うたいだからそんな視点で見たら至極歌うたいとしては真っ当なことを言っている。自分から湧き出てくるものを歌にしているんだ。ドキュメント以外の一体何があるというのか。俺も自分の歌はドキュメントだって思っている。そしてここにいる人々は吉野氏の人間ドキュメントに自分を重ね、心の支えにしてきた人たち、そんな人達が今、eastern youthの歴史の転換点を目撃しようと集まっている。


会場に入る。物販買いたかったけど早く前に行きたかったのでドリンクももらわずに前に陣取る。前から3列目。まあまあか。きっとど真ん中の位置なのでモッシュピットが出来る事は予想していた。それに紛れたらきっと一気に前に行けるかな?


開演が近づく。会場内は普段ならきっと雑談でざわめいているはずなんだけど予想以上に静か。みんな、待っているんだな。


会場が暗くなる。ギターテクがサウンドチェックを始める。もうすぐ、始まってしまう。


メンバーが入ってきてライブが、始まった


1曲目、街の底 easternに取っては挑戦的とも言えるラップの平歌。いや、ラップというのも陳腐だ。これは語りだ。物語の導入部なんだ。相変わらずの轟音ギター。それを支えるシンプルで力強く、決して崩れないドラム、その上で縦横無尽に動きまくるベース。鉄壁のアンサンブル。

2曲目 鳴らせよ、鳴らせ アルバムの中で何が好きと言われたら間違いなく俺はこれを挙げる。鳴らすという根本的な言葉をここまで疾走感のある曲で齢50に近づいているバンドが歌う。それが衝撃だった。客席もすでに興奮状態でモッシュピットが出来ている。俺も声を張り上げて歌った。

3曲目、沸点36℃ まさかこれをやるなんて!モッシュピットは一気に膨れ上がる。俺も拳を振り上げる。ライブで聞きたかったんだこの曲


その後、茫洋、イッテコイカエッテコイ、ナニクソ節とアルバムの曲が続く。みんな全てを聞き漏らすまいと集中して聞いてる。茫洋の重厚感は素晴らしかった。3ピースで出してるとは思えない。


ここで田森氏のMC「おっす!おれたもり」でみんなずっこけたwしゃべるのなんて以前のライブでも記憶に無いんだけどやっと喋ったと思ったらそれかよ!ってw

「少ない曲ですが楽しんで下さい」と言葉少なのMCだった。


男子學生危機一髪が始まって少しいつものライブとは違うなー?と思った。こんなに昔の曲をやるなんて。他のライブレポとかは情報をシャットアウトしたくて見てなかったので後で気づいたけど、ここからが名曲ラッシュだった


イントロが始まって今日一番の鳥肌が立った。月影だ…!俺はここで涙が出た。easternで俺はこの曲が一番好きだ。最初に聴いた衝撃、そして聞いていた頃の光景が一気に頭の中で膨れ上がって、駆け巡る。涙も止めどなく溢れ出る。


青すぎる空、みんな泣いてる。周りもモッシュしながらすすり上げる声が聴こえる

雨曝しなら濡れるがいいさ、泣きながら拳を振り上げる。


気づいたら2列目まで来ていた。ここから先はもう行けないだろうな…でもよく見える。

テレビ塔。きっとみんな吉村さんの事思ってるんだろうなあ。俺はブッチャーズもホント好きだ。自分の音楽的センスはブッチャーズで磨かれたと言っても過言ではないと思う。亡くなる前に、自分のライブで7月のカバーをやりたくてツイッターでメッセージ送った。許可が欲しくて。快く許可してくれた。そんな事が頭をよぎった。涙が止まらない。大泣きしてると隣の女の子が「コレどうぞ」とティッシュをくれた。くれた女の子も泣いてた。改めて周りを見る。みんな泣いてるか目をうるませているか、よくよくステージ見たら脇のギターテクさんも泣いてる…

それくらい心が揺さぶられる。

常々吉野氏は感動なんて与えられるもんじゃねえんだと言っている。直に掴み取らなきゃいけない。みんな、掴みとったが故に、泣いてるんだ。


そんな感傷を叩き割るようなイントロが鳴り響く。


踵鳴る


モッシュピットは膨れ上がって背後にガンガン圧力が来るけど全力ではね飛ばす。ちょっと危険なくらいのエネルギー。踏ん張ってないと押し倒されて怪我しそうだ。


終了後二宮氏MC「ニノさーん!」「いままでありがとーう!」と客席から声が飛ぶ。自然と拍手も沸き起こる。

一体何をしゃべるのかと思ったら表参道はホットパンツを履いた男しか居ないだの、ナニがでかくてくっきり浮き出てるだのと下品極まりないwそんなMCの最後のオチが


「直に掴みとれ」ええ?そうなの?そういう意味なの?ナニを掴みとるの?www

一瞬混乱した。

インタビューでは「俺には出来ない」といってた向井氏のラップパート。俺は実はスペシャルゲストで登場するんじゃないかと思ってたけど一向に出てくる気配がないまま問題のパートに近づく。


結果としては吉野氏が歌ってた。出来るじゃん!すげえ!よく出来るな!きっとたくさんやったんだろうなあ。フロアは最高潮に盛り上がる。歓声が上がる。


グッドバイ、万雷の拍手と続いてああ、終わってしまうなあって実感が膨れ上がる。


万雷の拍手で終わるかと思ったら


「俺たち3人eastern youth。旅はまだまだ続くんだ!」とこの日初めて口を開いた吉野氏のMCの後に始まった本編ラスト

荒野に針路を取れ

流れ始めた瞬間にああ、なるほどなあ。いつだってeastern youthの周りは荒野なんだ。これからも旅が続くんだって思ってホッとした。そしてまた涙。周りは「ありがとう!本当に有難う!」と演奏中にも関わらず叫んでる。


俺にチケット譲ってくれた彼女は荒野が好きだって言ってたから、心底この瞬間を見せてあげたいと思った。でもそれは叶わない。だからこの瞬間を焼き付けて置かなきゃと思った。


この日一番力強く響いた荒野に針路を取れが終わってメンバーが下がる。二宮氏が手を振っている。「ありがとう!」フロア全員のありがとうを背に受けながら消えていく。

もちろん始まったアンコールを求める拍手。5分ほどしてメンバーが再登場する


「ありがとうございます」二宮氏が口を開く。「ついに、最後になってしまいました」フロアからは鳴り止まない拍手、そして花束が投げ込まれる。とうとう感極まったのか二宮氏の言葉が止まる…

絞りだすように

「この世からいなくなってしまうわけではありませんので、どっかでお会いしたら…なんか下さい」湿っぽい空気が笑いに変わる。みんな泣き笑いだけど。


そうして始まった、


夏の日の午後


そして、


砂塵の彼方


言うまでもなくキャリアの中で12を争う名曲でフロアはモッシュの渦。さすがに俺もふっとばされて助け起こしてもらった。すげえなあ…この曲を同時に聴けるなんて。今まであったかな?


演奏が終わって3人が下る。違和感が、俺に残ってた。


なんだよ、砂塵の彼方に消えて終わるのか?旅は続くんだろ?こんな終わり方納得出来ないよ。


会場からは再アンコールを求める拍手。「ダメだ!こんなんじゃダメだよ!」俺と同じこと思ってるんだろう人の叫びも聞こえる。

鳴り止まない。10分も鳴らしただろうか。


メンバーが再登場。


そうして始まった


夜明けの歌。


そうだよ、逃げても朝はくるんだ。そんな現実の中で旅を始めるんだ。そんな風に俺は受け取れた。


何回かライブで聴いたことのある曲だけど、一番心に染みた…


そして終演。みんな帰らない。余韻に浸ってるんだろうなあ。ティッシュをくれた子にお礼を言って会場を後にする。その時PA席を通ったんだけど。


PAさんも泣いてた…それ見て更に涙が出てきた。一体俺はどれだけ涙を溜め込んでいたんだろう。


歩いて駐車場に向かう道すがら、やっと高ぶってた感情が治まってきて落ち着いた。酸欠で頭痛い。足が痛い、体もバキバキだ。コレ運転して帰れるかな…と若干の不安がよぎる。


札幌市内を何とか運転しながら色々考えてた。余韻に浸ると言うよりも、このライブで伝わった「意思」ってなんだろう?と。


捉え方は人それぞれだと思うけど俺は「希望」しか見えなかった。ここで道別れども、それぞれの旅は続く。きっと新しい何かがこれから始まる。


俺はeastern youthが大好きだ。だからこの先続く人間ドキュメンタリーもがっぷり四つで受け止めて見続けようと思う。同時に、いつか吉野氏と共演したいなあとも思った。歌唄いを続けてれば、そのうち会えるような気もする。そんな時も堂々と目の前に立てるような自分になっていたい。

先週から体調がすこぶる悪かった。
急性外耳道炎なるものになってずっと頭痛が取れず。
ついでに花粉症のダブルパンチ。
一体何の花粉なのか。
外に出れば目が痒くなって涙が出る。
視界が霞む。
そして外耳道炎のお陰で耳が詰まっている。声が遠い。
視界は悪いし耳も聞こえづらい。
お陰で
息子がしゃべる(彼は喋り始めなので辿々しい)
俺は何言ってるのかちょっとわからなくなる
息子オコ
渾身の左ストレート

これの無限ループ
お陰で週末はクソみたいな気分で過ごす羽目になった。
幸いだったのは鼻水が出なかったということか。

今年入ってから
声帯ポリープ
霰粒腫
外耳道炎
花粉症

立て続けに来てる。月一ペースだ
来月は一体何にかかるんだろう?
考えるだけで恐ろしい。

耳が詰まっていると音程も取りづらく歌っててもダメね。
元々歌はうまくない方だが完全に自分で嫌になるくらいの状態。

こりゃあ治療に専念するしかないかとおとなしくしています。



日曜日はCHABOでライブしてきました

1 output
2 私のキモチ
3 明日死ぬかの様に
4 僕はもう振り向かない事にした

30分持ち時間なんだけどちょっとしゃべりすぎたねwもう一曲出来たのに…

さざなみくんは新曲がキタ。繰り返しの美学だね。後1番だけやって8曲くらいやるというのも新しかったなあ。

bingo君。いい歌を歌ってました。ちょいちょいと曲中にツェッペリンやら往年の曲ネタを挟んでくるのも痺れたなあ。ああいうのセンスが良くないと出来ないのよね。

終了後はbingo君が豚丼を所望していたので豚丼を食べに行こう!ってなったんだけど日曜日の夜中、飲食店そうそう開いてないんだよね。候補に上がったとこは軒並みダメ。そこでさざなみくんの真価が発揮される。

観光客のフリしてタクシーの運ちゃんに聞いたり、観光案内所に突撃したりしてやっとあいてるとこ見つけた!

苦労してたどり着いたせいか豚丼が美味しく感じられましたな。

いつもなら家で作るもんだから外で豚丼を食べることってないんだよなあ。ホント。

というわけで楽しくライブも終わりました。

次のライブはコチラ

Live at 室蘭やきとりのTen
[日時] 2015-06-13(SAT) 18:00~
[場所] 室蘭やきとりのTen (札幌市豊平区平岸3条13丁目7-7)
[出演] mitsumi/池田正樹(出演順)
[入場料] 無料(要オーダー)
※室蘭やきとりのTenは地下鉄南北線『南平岸』駅から徒歩1分。線路沿いの道のマックスバリューの並びです
※駐車場はありません。公共の交通機関でお越しください。

2月以来の札幌ライブでございます!是非お越しください