今日はAチーム最終戦のはずでした。
仕方なく学校へ戻って練習です。
試合に比べて、一人当たりのボールを触る回数は増えるので、いいようにも思えるのですが、結果を求める度合い、つまり緊張度合いが違うので、やはりできるだけ試合の中で練習していきたいですね。
ただ、今日の練習は、試合に近い価値を感じさせるものがありました。
特に主力の取り組みです。
甲子園に出るつもりで練習しているのが伝わってきました。
目的をしっかりと持って練習しているときは、こちらは手段(テクニック)の方を教えることができるので非常に楽しいです。
逆に目的がぶれているときは、高校生にとって都合の悪いことを指摘しなければならないので、お互い嫌ですよね。
野球でも勉強でも、高校生がテクニック面の指導だけを求めていることは確認済みですが、それでは結果が出ないことも証明済みです。
今日は、「甲子園のために」を自ら掘り下げていった動きになっていたように思います。続けていけたらいいですね。
よく考えることなんですが、甲子園出場が決まっているチームの練習ってどんな感じなんでしょう?
既に決まっていたら、もちろんそれに合わせて練習しますよね。
では、決まっていないけど甲子園を目指しているチームがあったとして、同じ意識で取り組んでいるかと考えたら、きっと劣ると思うんです。
何故ならば、普段の練習試合から、スタートとして試合に臨む選手と、ベンチからの選手では準備のレベルが全然違うのを見ているからです。
当然その差はどんどん開くばかり…
そんなとき、いつもの「だからB!」が飛び出すわけなんですが、私も含めチーム全体としてBに成り下がっていないかも考えなければなりません。
ただここで問題になるのが、チーム全体のA、つまり甲子園に出場するチームの雰囲気を私が体験したことがないということです。(申し訳ない…)
手探り状態ですが、今日は主力がそれに近いものを見せてくれたと思います。
さらに選考が進むと、もっと良いものが見られるんじゃないかなと期待しています。
もちろん甲子園出場が目標ですが、瞳の奥に希望を映しながら野球に取り組める環境が何より嬉しいですし、そういう顔を増やしていけたらと思います。
紅葉狩りは学校のもので我慢します。笑