ゴールデンウイーク前半、
4月30日は、待ちに待った
「瓦礫を使った緑の防潮堤作り」に、
参加してきました。
場所は、
岩手県大槌町。
大きな津波被害を受けたこの町に、
NHKや民放のテレビ他、
各報道機関が多く集結。
注目度大の植樹となりました。
思えば、2011年4月7日、
宮脇昭先生と
仙台輪王寺、日置道隆さんの
被災地調査に同行してから一年。
宮脇昭先生の熱のこもった提言が
やっと本格的なウエーブにのって来た!!
そんな感じです。
またこの日は、なんと!!
細川元首相、
細野環境大臣、
も参加!!!
お二人とも、
瓦礫を活用する緑の防潮堤の重要性を、
熱く訴えていました。
横浜ゴム株式会社、
株式会社竹中土木、
は、この植樹祭を全面的に支援されてますが、
国に先駆けて動いた感があり、今時を感じますね。
特に数年前から積極的に植樹に取り組んでいる
横浜ゴム株式会社は、
常に素晴らしい理念に基づいて活動をされています。
その横浜ゴムのご担当者様より、
当日のニュースが見れるサイトをお知らせいただきました。
FNNニュース(岩手めんこいテレビ)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00222443.html
また、全国各地で行われている
宮脇先生の植樹を陰で支えているのは、
植樹ボランティアスタッフのみなさま。
今回の大槌町でも活躍されていました。
植樹は一日で終わりますが、
その準備、そして終了後の整備等、
大変なお仕事をされておられる
ボランティアスタッフさんには、
頭が下がるばかりです。
自然と共生する復興計画、
日本が世界に誇る森の長城を東北300キロに・・・。
このプロジェクトは、
ますます大きな波になるそうです。
近いうちに、
またご報告させていただきます。
◆以下、ニュースより転記します。
東日本大震災で甚大な被害を出した岩手・大槌町は、今、桜の見頃を迎えています。
満開の桜が見守る中、処理が難航しているがれきを利用した、全国初の町づくりが始まりました。
岩手めんこいテレビの野牛 あかねアナウンサーの報告です。
岩手・大槌町の城山公園で先週から咲き始めた桜は、連休の前半に満開となった。
城山公園は、大槌町の中心部の高台にあり、震災の時には、ここに多くの人が避難した。
2011年は、桜を眺める余裕がなかったが、2012年は、町の人たちが花見をする様子が見られた。
しかし、町のほうを見ると、がれきが高く積まれている。
大槌町で発生した震災のがれき70万トンのうち、この1年間で処理できたのは、たったの2万トンだった。
広域処理が思うように進まない中、大槌町では、このがれきを使って防潮堤を造る、全国で初めての取り組みが始まった。
津波が遡上(そじょう)した小鎚川沿いに造られた防潮堤。
4月30日、細野環境相や地元の人およそ500人が、この防潮堤に3,000本余りの広葉樹の苗木を植えた。
防潮堤の高さは、およそ5メートル、長さ50メートルで、盛り土には10トントラックおよそ100台分の震災がれきが埋められた。
植樹した木は、10年後には10メートルの高さに成長し、命や財産を守る働きをする。
横浜国立大学の宮脇 昭名誉教授は「がれきを地球資源として、毒を排除し、使えるものは使う。命の森づくりをする。その第1回の最初の例が、この大槌町」と語った。
城山公園からも、がれきでできた防潮堤を見ることができる。
被災者にとって、このがれきは、単なる災害廃棄物ではなくて、生活の一部だったもの。
このがれきでできた防潮堤が、今後、震災を語り継いでいく存在になることも、期待されている。
そして、町の復興の様子は、桜も見守ってくれている。
町では、小鎚川沿いに防潮堤を600メートル造る予定。
また町では、ここをモデルケースにして、全国にこのがれきの防潮堤を発信していきたいと話している。
(05/02 12:46 岩手めんこいテレビ )