一番大きなエスカレーター横に、
ドーンと大きな御影石のモニュメントがあり、
そこに比較的長い文章が刻まれています。
文章の主は、
フリードリッヒ・フォン・シラー。
今までこのエスカレータに乗る機会があっても
気づかずに通り過ぎていましたが、
先日、ある方から教えてもらい
早速行って来ました。
エスカレーターに乗っていると
通り過ぎてしますので、
書き写したその文章を以下に記します。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
樹木は生育することのない
無数の芽を生み
根をはり、枝や葉を広げて
個体と種の保存にはありあまるほどの
養分を吸収する
樹木は、この溢れんばかりの過剰を
使うことも、教授することもなく自然に還すが
動物はこの溢れる養分を、自由で
嬉々とした自らの運動に使用する。
このように自然は、その初源から生命の
無限の展開にむけてその序曲を奏でている。
物質としての束縛を少しずつ断ちきり
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
この文章は、
シラーがデンマーク王子に宛てた
美学的なことに関する書簡第27号より
抜粋されているそうです。
文章を読んで、すごい!!と感じても
なかなか理解するのは難しいです。
植物が作る過剰な養分を使って
動物が自由に運動する・・・
植物に関することなので
とても興味がありますが、
その後は哲学的な深い内容に入りそう。
機会があったらこの後も読んでみたいと思います。
ベートーベンの第九の歌詞の作者でもある
シラーですから、
天才ならではの深い思索があるのでしょうね。
思わずシラーから書簡が届いたみたいで・・・
楽しくなっている私
ヾ(@°▽°@)ノ
おめでたい!私でした
(*^▽^*)