一年に一度、日本に帰って必ずやることのひとつに本の買いだめがある。硬軟折りまぜて10冊程購入して、1月に一冊読破するようにしているが、タイトル「Everything you know about business is wrong」と少し挑発的なタイトルの本を紹介してみようと思う。
現在、取り掛かるプロジェクトで価格設定に関わることがあるので、その項目を紐解くと、
原価積み上げに利益を載せて価格設定するのはナンセンス、と看破しているが、よくよく読んでみると顧客毎によって、実現するメリットが異なれば、顧客間に価格設定を知られないように、または
明らかに違うサービス体系で販売すれば、それだけ利益が取れるとのこと。
例として、IBMが、同じプリンターをビジネスユース向けと個人向けに販売して価格差をだすのに、
プログラムに一行追加して、スピードを半分にした話があげらていた。あとは低価格で勝負することのデメリット、価格競争に陥ると規模がない企業は必ず負けると。今考えているのは新規に参入するが若干の差異をつけて、従来にない中間層を取り込む適正価格はなんぞやと。。考えててはいるが。。
さて、閑話休題、この本に時間管理に関わる手帳、ソフトウエアその他諸々の管理手法に言及して
まったく意味がないと看破している。小生も使っているのはグーグルカレンダーと両開きの普通のノートのみ。時間管理の本質は、個々に散らばっている事象を優先づけしたり、関連づけて管理する以前に、自分の感情を、理解して対処することの大切さを述べている。やらなければいけないこと。大事なこと。やりたいこと。できればやりたくないこと。
この中でできればやりたくないことで重要なことがあり、それは人間関係に起因していたり、感情的にならざる得ないような対象であったりする。この取扱いが大切であり、それにうまく対処すれば
他のことは大抵うまくいって、結果として時間がうまく活用できるとしている。
確かに、重要であるとは理解しているが、どうにやりたくないことは、常にビジネスの現場にあり、
後回しをすると厄介になったことは過去にあった。それに対する心構えは、やはりいやだと思っている本質はないかと顧みることで、自分自身の落ち度に気づいてしまうということにはなるのだが。。
実践していくのは結構むずかしい。また、常に不安も持つことで、その不安を管理することは危機感を募っていい方向に進んでいくことを示唆している。それはまさにその通り。
後この書籍は、ビジネスの局面での制約要因をよく考えて、それを前提に考えていくことを進めている。これはわかっているようで、実際に適用していみると間違って判断していることがある(例えば営業粗利だけではすべては見えない。そのビジネスの制約要件を一義に考えて数字を判断しなければならない。)ので、注意喚起してくれたように思う。
飛行機の中で、少し刺激を求めて読む本です。