「本能寺の変」をどう描くのか | 原島礼二、原島隆の「池袋古代史入門講座」のブログ

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池袋を中心に30年以上続けている日本古代史の講座です。
古墳時代の話を中心に「考古学」や日本書紀、古事記などの文献資料も扱いながら、毎週月曜日の午前10時~12時の約2時間の講座です。

来年の大河ドラマの主役は徳川家康ですね。

ドラマのクライマックスはおそらく関ケ原の合戦になるかと思います。

そしてベスト3に入るのは大阪夏の陣と「本能寺の変」ではないかと
予想しています。

信長が京都本能寺で明智光秀に襲撃され、自害したときに家康は
堺(大阪府)にいました。

ここからホームの三河まで帰国する際に、服部半蔵の本拠地「伊賀国」を抜けるコースを取ることで大混乱の畿内を無事通り抜けることができました。

家康の「伊賀越え」です。

昨年9月のブログでも紹介しました大村大次郎さん(元国税調査官)のPHP文庫「お金の流れで見る戦国時代」という本では、「なぜ信長は桶狭間で勝てたのか?」という話とともに「本能寺の変」についても言及されています。

それは「武家=土地の所有者 という図式の否定」を信長が行ったから、という話です。

本能寺の変の4年前、荒木村重(信長に摂津一国を任される)による叛乱があり、明智光秀と荒木の共通項に注目しています。

大河ドラマで「本能寺の変」がどう描かれるのか、とても楽しみです。