無骨小説。 | いけ散歩

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真面目な無駄話。

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無骨な企業小説だ。

とある経済新聞社が舞台だけど、

これは日経で昔あった企業内の事件を

よりリアルにリサーチして長編な物語にしている。

主役を新聞社内の記者にしてより身近に

読み手が読みやすいように展開されている。

独裁者が闇で操るダークな部分を底辺の社員達は

どう思っているのか?

権力の独裁が続くとどうしても上層部はおごりが

出てくる。

普段は事件、事故を調べる立場の記者を通して、

今度は調べれれる側になった当事者たちの

右往左往ぶりが細かに描かれている。

こういう小説は「沈まぬ太陽」もそうだけど、

他のメディアよりもより全然説得力があるし

取材力から執筆までより理解しやすい。