今日は、東京建物Brillia HALL箕面で初日を迎えた
宝塚歌劇団 月組『侍タイムスリッパー』を観劇しました。
水曜日は、箕面市のラジオ局「タッキー816 みのおエフエム」で、
10時から12時まで
(正確には、その後5分間、箕面市からのお知らせを読んでいるので12時5分まで)
生放送を担当しております。
『侍タイムスリッパー』の開演時間は13時。
幸いなことに、みのおエフエムのスタジオから
東京建物Brillia HALL箕面までは、歩いて3分ほど。
近いのです! よくぞここで上演してくださった!
ということで、遅刻の「心配ご無用!」
番組が終わってすぐに、行ってまいりましたよ。
舞台映像
まずは囲み取材を含む舞台の様子をご覧ください
それでは作品のご紹介を。
ご存知の方も多いと思いますが、『侍タイムスリッパー』は安田淳一監督の映画です。
2024年8月に単館上映で封切られるやいなや、評判が評判を呼び、
全国上映へと拡大しました。
かくいう私も、Xで「『侍タイムスリッパー』がものすごく面白い」
という感想を何度も見かけ、ひとりで映画館に足を運んだところ、
まんまとハマりました。
泣いて、笑って、ジーンとして。
あまりにも面白かったので、夫に「この映画を見ないのは損だよ」と力説。
今度は夫と一緒に、映画館に足を運びました。
その後も好評の波は衰えることなく、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど、
日本映画界に旋風を巻き起こしました。
その作品を、宝塚歌劇で舞台化、ミュージカル化したのですよ。
嬉しい。絶対に見たいと思いました。
チケット入手はなかなか難しかったのですが、ラッキーにも観ることができました。
ストーリーを超簡単にまとめると、
幕末の会津藩士・高坂新左衛門が、藩命により京都で討幕派の長州藩士を討ち取ろうと
斬り合いになった際、運悪く雷に打たれ、タイムスリップしてしまうというお話。
スリップした先は、現代の太秦映画村。
ハッと気がつけば、時代劇の撮影所の中。
時代劇の街並みや町人など、高坂新左衛門にも馴染みのあるものもあれば、
よくわからない風体の(洋服着用の)人々もいて、戸惑うばかり。
やがて、自分は100年以上先の世界に飛び込んでしまったのだと悟ります。
元の世界に帰りたいと願っても叶わず、今、ここで生きていくしかない。
高坂新左衛門は、時代劇の斬られ役に活路を見出すのでした……。
この公演、幸いにももう一度拝見する予定ですので、
個々の感想はその際に。
全体の印象としては、ストーリーは映画に寄り添いながらも、
宝塚独自の場面がしっかりと盛り込まれ、
「宝塚歌劇」として成立していると感じました。
映画とほぼ同じ印象だったのは、
高坂新左衛門の保護者的存在となるお寺の住職夫妻と、撮影所の所長。
特に住職の奥様役の梨花ますみさんは、声までそっくりでびっくり。
……あ、個別の感想は次回でしたね。
映画館でも泣いて、笑って、ジーンとしましたが、
今日も同じように泣き、笑いました。
映画版でも泣けた、
白ごはんを握った三角おにぎりを見て会津磐梯山を思い出すシーン。
そして、ショートケーキを一口食べて、さぞや高価なお菓子だろうと思ったのに、
皆が普通に食べていると知った高坂新左衛門が涙ぐみ、
「このようなおいしいものを誰もが食べられる、
日の本は豊かで良い国になったのですな」
と語る場面。
彼は会津藩の辿った運命を知るにつけ、
元の時代に残してきた仲間や親を思い、心を乱します。
けれど、その礎の上に平和で豊かな国があると知って、感動もしている。
その複雑な心情が、胸を打つのです。
もう一つ、心に残るのが「時代劇愛」。
かつては、テレビをつければ時代劇が楽しめました。
それがどんどん衰退していることの寂しさ。
すでに武士が絶滅していること自体が、高坂にとっては衝撃でしょう。
その上、自らの生きる術として選んだ時代劇までもが衰退していく――
二重の悲しさです。
それでも、たとえいつかは消えていくとしても、「今、この時を精一杯生きる」。
その姿勢が胸に迫ります。
宝塚版で付け加えられた会津のご家老とその娘のエピソードと白虎隊の場面も、
高坂新左衛門の哀しさを察するのに重要な役割を果たしていると感じました。
とはいえ、この作品は泣かせるだけではありません。
とんでもない場所にタイムスリップした武士の
やることなすことが、とにかくおかしい。
そして宝塚版では、宝塚歌劇ならではのおかしさが、さらにプラスされました。
フィナーレナンバーが、もう、すごいのです。
マツケンサンバ
→ 銭形平次
→ ああ人生に涙あり(水戸黄門)
→ 大岡越前〜必殺仕事人のテーマ
昭和世代としては、爆笑と拍手を交互に繰り出すしかありませんでした。
このナンバーを洋装で踊り歌うのですが、これが意外にもハマっている。
「ああ人生に涙あり」のリズムがボレロだったとは……目から鱗でした。
デュエットダンスの前に、必殺仕事人の「チャララー」が流れ、客席は爆笑。
デュエダンで笑う日が来るとは思いませんでした。
ただ、私や周囲の50代、60代は主題歌の数々に笑ってばかりいましたが、
若い世代は元ネタを知らないため、
意外と素直に「かっこいい」と受け止めているとも聞きました。
それこそが、『侍タイムスリッパー』のテーマの一つである
「時代劇の衰退」を証明しているようで、少し寂しくもあります。
けれど、このラインアップは決しておちょけているわけではありません。
本当に、時代劇が面白かった時代へのオマージュ。
特に「銭形平次」は、私が幼稚園時代から小学校低学年の頃、
親と一緒に毎週見ていたんですよね。
「親分、てぇへんだ、てぇへんだ」を真似したことが何度でもあります。
私は銭形平次の主題歌を聴きながら、懐かしすぎて泣いてしまいましたよ。
今日は客席に、安田淳一監督もいらしていました。
こんな素晴らしい作品を生み出してくださって、ありがとうございます。
そして、この作品を宝塚歌劇として見事にアレンジしてくださった
小柳奈穂子先生にも、心から感謝を。
もう一度観られるなんて、本当に嬉しい限りです。
最後に――。
この公演は東京で先に上演されていたのですが、Xで
「マツケンサンバの時に、『フェニックスライジング』で使ったポンポンを
持ってきている人がいた!」
というポストを見かけました。
そうか、マツケンサンバの時にあれを客席で一緒に振ったら楽しいよね。
そう思って、私も持っていっていたのですが、見渡しても誰も使っている人がいなくて、
カバンの中にしまったままでした。
1人で振る根性がなかった。
2月にもう一度拝見する時にも、持参してみようと思います。
誰か、一緒に振ってくださらないかしら。
追記
マツケンサンバの時に、フェニックスライジングのポンポンを使ってみたい……
(実際には使っておりません)
などと書きましたが、めめさんから下記のようなご注意をいただきました。
劇団が公式にその公演用に発表したグッズ以外の手持ちグッズを公演中に取り出してはいけないので絶対にやめていただきたいです。
Xでも複数の方が絶対にダメな例として呼びかけられていますよ。
私のXのタイムラインにはそのような呼びかけが上がっておらず、
全く気がつきませんでした。
教えていただきありがとうございます。
みんなでワイワイ楽しむつもりが、月組の公演全体やファンの皆さんに
ご迷惑をおかけするところでした。
次回観劇にはポンポンを持参することなく、100パーセント観劇に集中します。
めめさん、重ね重ね、失礼いたしました。
メッセージをくださったことに感謝いたします。
映画『侍タイムスリッパー』の感想
私は映画『侍タイムスリッパー』を映画館で二度拝見しております。
その際の感想はこちら。
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